市民の皆さんからのご質問にお答えします

資源化センターの焼却炉について何が問題なのですか

Q:97/9月議会で各派が相次いでとりあげたという資源化センターの焼却炉の更新について、豊橋のゴミの現状も踏まえ教えて下さい


A: 現在、豊橋市では「ゴミ焼却炉の問題」が大きくクローズアップされ、市政の 命取りになり兼ねない波乱ぶくみで推移しています。

 来年3月議会の事業化に向けた予算計上が果たしてこのままなされるのか、そ れが可決されるのか、それまでに特別委員会(伊藤ひであきは副委員長)をどう開いて論議していくのか。統一地方選を1年半後に控え、極めて重要な判断をしなければならない所へきています。

 以下は豊橋のゴミの現状及び焼却炉問題の経過です。9月度定例市議会で行った一 般質問での「焼却炉問題に対する」私の質問内容については市政報告をご覧ください。 ------------------------------------------------------------------------ 豊橋における現状と経過
(豊橋市 人口35万6000人 愛知県2番目の都市)

豊橋のゴミ
 昭和55年から全市5分別収集を開始。

燃やせるゴミ週2回約3800カ所の市内スティーションから収集形態は直営
大きなゴミ月1回
有害ゴミ年6回
燃やせないゴミ月2回
資源ゴミ常時収集ビンカンボックスを市内2100カ所に設置

豊橋市資源化センター

歴史昭和55年度から稼働、隣接する温室組合に余熱蒸気を供給する新しい発想で都市農村環境結合計画(ユーレックス事業)で全国的にも有名。
処理能力125トン*2炉+150トン*1炉 計400トン/日
(昭和55年〜) (平成3年〜)
日平均340トン 稼働率85%
焼却処理実績 108,544トン/年(平成8年度)
炉形式:ストーカー式焼却炉

焼却炉問題の経過
3月議会開会 予算委員会の中で論議百出。
特別委員会もその会期の中で2日連続開催。集中審議
現状1,2号炉が運転開始後17年を経過し、機能的には処理量の実績が低下しており、老朽化の進行、ゴミ量の増加を考慮すると今後の維持管理について切迫した状況が続いており。早急な更新が要請される。(精密機能検査状況調査による)
施設整備計画建設場所:現在地更新
焼却炉規模:200トン*2炉
余熱利用:温室への蒸気供給を継続
発電:場内使用電力とあわせ売電も行っていく。
公害防止:最先端の技術導入により自主基準値の設定
平成8年4月「廃棄物処理調査特別委員会」は施設更新は梓の重要課題の一つであり、市民の協力と理解を得る中で、その時期については現施設の老朽化及び処理能力の状況を踏まえ、早期に実現をめざす」と提言
平成8年11月「廃棄物処理調査特別委員会」では焼却炉形式選定について

炉型式全国占有率経済性安定稼働の実証性
ストーカー式77% 基準資源化センターで実証済
流動床式22%割高やや実証性に欠ける
回転式1%割高やや実証性に欠ける
直接燃焼炉数例割高やや実証性に欠ける
熱分解+高温燃焼炉なし割安実証性に欠ける
などの一覧表からストーカー式の方向で動いていた
平成9年1月自民市議4人がドイツ シーメンス関連の熱分解灰溶融方    式の焼却施設を視察
平成9年1月末焼却炉の形式選定は「ストーカー式と熱分解方式の2種に絞った」 と議会に報告
平成9年2月28日経済性を中心に既存施設との整合性、実績、環境等について慎重に比較検討を重ねた結果、焼却灰の溶融が義務づけられた現段階においては、経済性と技術革新が行われ、次世代型といわれる熱分解+灰溶融炉を採用と発表。
平成9年3月1日
平成9年3月28日本会議最終日で予算案議決
その中に清掃施設整備事業費として発注仕様書作成委託など施設更新に関わる予算53,200千円もあり、起立多数で可決
以降特別委員会は炉形式については2回の委員会実施、6月議会を経て、次々と新事実、新情報が寄せられ、「このままでいいのか」という動きが表面化。

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