HIDEAKI REPORT NO.44 2000/11

課題の桜ヶ岡分院跡地に

総合福祉センターを建設

     地域福祉の拠点、次期基本構想で

 さる九月定例本会議一般質問に29回目の登壇をしました。
 今回の一般質問では8月22日に公表された次期基本構想・基本計画の素案をもとに今後10年間の時代認識、市政運営の取り組みの基本姿勢、街づくりへの対応について論陣を張りました。

●医療・保健・福祉のネットワーク作りについて

 その論議の中で、市長は「21世紀の超高齢化社会に対応するため、高齢者や障害者を含む全ての人々が社会の一員として、生きがいを持って積極的に社会参加ができるように保健、医療、福祉分野相互の連携を図り、サービス体系の確立を図っていく事がじゅうようであり、組織的ネットワークと人的ネットワークを構築して、総合的なサービスを提供していく」と答弁しました。
 具体的には中野町の国立病院は飯村町の新国立病院に統合される事から、その跡地に保健所・保健センターを建設し、桜ヶ岡分院跡地に総合福祉センターを建設し、地域福祉推進体制の確立をめざすことを明らかにしました。
 新市民病院が開設されて5年、空き地のままで推移してきた前畑町の桜ヶ岡分院跡地はその歴史を生かし、豊橋の福祉の拠点として再生される事になります。またすぐ近くには障害者も利用できる桜ヶ岡公園、身障者会館もあり一体的な福祉ゾーンとしての整備が行われます。
 具体的な青写真はこれからですが豊橋市社会福祉協議会の事務所も置かれ、多目的ホールなどで地域の施設としても大きな役割を果たす施設となる予定です。
 西に新市民病院、東に新国立病院、南に保健所・保健センター、北に総合福祉センターと明確に位置づけされました。


豊橋駅市電のりばに朗報

エレベーターが設置されます

 今年5月、「交通バリアフリー法」が公明党が推進して成立いたしました。
 この法律はお年寄りや障害のある人が電車やバスなど交通機関を利用しやすいよう、これらの障害を解消していこうという法律で、私達が掲げる「福祉の街づくり」への第一歩というべきものです。
 そして、政府の公共事業予備費(5,000億円)がこのバリアフリー対策に使われる事になり、わが豊橋駅の東口広場から市電のりば、自転車駐輪場を行き来できるエレベーターの設置が決まり、9月議会の補正予算で可決されました。総事業費は約2億円。
 来年の、秋には完成する予定です。ご期待ください。


大型ごみは個別収集、有料化の動き

「家電リサイクル法」来年4月から

 2001年4月から「家電リサイクル法」が施行されます。この法律は循環型社会を作るために使わなくなった洗濯機・冷蔵庫・テレビ・エアコンの家電4製品をリサイクル費用と共に電器店に引き取ってもらう事が義務づけられます。引き取った家電製品を家電メーカーは再商品化・再資源化する事になります。
 引き取り費用は洗濯機2400円、テレビ2700円、エアコン3500円、冷蔵庫4600円となる予定です。
 この動きに伴い、現在、月1回ごみステーションで収集されている大型ごみの収集はごみステーションでの収集はなくなり、連絡すれば市が個別に収集することになり、併せて有料にする動きが出てきています。
 排出者責任を明確にする、税金の公平な負担、大型ごみのより大型化、さらには高齢社会でステーションへの搬出が不可能な世帯が増えてきた事や、月1回でなく随時対応のニーズが高まっている事などがあげられます。
また、家の中にある使わない家具や家電製品などの大型ごみは2001年3月までに整理し、指定日にステーションに出される事も大事な事です。

 このことについて皆様のご意見お待ち申し上げます。

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