HIDEAKI REPORT NO.42 2000/1

一般診療やホスピス機能を!

新国立病院、東(飯村町)に決定!

 厚生省と豊橋市との間で実に、14年間に及んで協議がなされていた国立豊橋病院(中野町)と国立療養所豊橋東病院(飯村町)の統合問題は遂に決着し、新国立病院が現、東病院の敷地を有効に活用し、隣接の適地に3万u程度を確保し、新しく建設される事になりました。

新病院の概要

 新病院の概要について公表されているのは以下の通り。
@規模
 病床規模は未公表。ただ既存豊橋東病院の約2,5万uと新たに取得する3万uと合わせた形で統合するので一定規模の病院として整備される予定。
A主たる機能
 循環器病、がん、内分泌・代謝性疾患、重症心身障害に関する専門的医療を行う施設として整備する。看護学校を併設し、結核病棟は廃止し、東名古屋病院に集約
B統合のスケジュール
 地元では歓迎ムードが高く、用地買収がスムーズに運んだとしても、一般的に造成工事に2〜3年、病院本体工事に3年程度が必要であり、開業は早くて平成17年。

ひであきの主張

 西の新市民病院が充実した機能で定着してきたとはいえ、「あったものがなくなった」すなわち桜ヶ岡分院が閉鎖して4年。市東部の市民にとって「国立病院を東に!」は切実な要望でした。それが実現する事になりました。それ故に以下の事を強く市長並びに国会議員を通じて厚生省に働きかけています。
@地元住民に最も必要な一般診療(内科、外科、小児科など)を確保されたい。
A市民から要望の強い、ホスピス病棟(機能)を確保されたい。
B周辺整備を通じて、市東部発展の核に。特に新国立病院開院にあわせ牛川・多米間の東三河環状線のトンネルを開通させる事
などを強く要請しています。


「選挙対策」「ばらまき」批判は的外れ

なぜ介護保険を見直すのか

(1)なぜ介護保険料が高くなったか。

 現在の介護保険法が実施されれば、65歳以上の基準保険料は月額約2,800円になると試算されています.  介護保険に必要な財源は約4兆円と言われ、制度の主眼である在宅介護に使用される額はわずかに1兆円強にすぎません。
 すなわち、介護保険料が高くなる最大の原因は、医療保険で賄うべき分野(老人保健施設や療養型病床群など)に利用されるからです。また、養護老人ホームなど施設での介護は、保険よりも税で賄うべき分野です。
 この法律が目的とする在宅介護の部分のみを介護保険にすれば、保険料も1/4となり、月額700円前後となります。

(2)保険料を半年凍結した理由

@介護保険の円滑な実施のため、「保険料あってサービスなし」の市町村がなくなるように、介護サービス基盤を国民が納得できる体制に整備してから保険料徴収を始める事は当然の事です。
A現在、ホームヘルプサービスを利用している3/4は無料でサービスを受けています。所が4月からは一挙に1割負担にアップするのは無理があります。よって低所得者層の利用料を3年間は3%とし、その後、段階的に引き上げるとしたのです。
B現在の景気動向からみて、本年4月からの保険料徴収は、国内消費の低下を招く可能性がある。

(3)家族介護にも支援する理由

 介護を社会全体で担おうという考えは当然ですが、家庭内の事情や家計の状態から家族介護を選んだ人に対してまで、「保険料は払ってください。でも支援は何もありません」という論理こそ一方的であり、家族介護に努める家庭にも支援の選択肢を広げるペきです。よって、上限年額10万円の「家族介護慰労金」を支給する事にした。

ひであきの主張(公明党の考え)

 低所得者層に対する軽減措置はまだ不十分です。また家族介護についても要介護度4と5に限定されており納得しがたい。額においても年額10万円では少なすぎる。1年以内に法律改正を行い、さらに安心でき、利用しやすい介護保険にすべきです。


16回目の清掃活動実施

 11月21日(日)「朝倉川を守る会」(会長=石原武志)の60人は朝倉川の両岸約6`を1時間かけて清掃活動をしました。正月を前に堤がスッキリときれいになりました。同会の活動も10年目に入り、今回が16回目の清掃。周辺地域からの感謝の声も広がっています。

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