昨日もこんなFAXをいただいた。「先日、わが社の浄化槽の清掃をしてくれている業者は,くさい汚い所を舐めて取ったように泥まみれになって清掃し、丁寧な作業のゆえに遅くなり暗くなっても作業灯を点灯させて作業を行って、キチッと片付けて終わりました。
その責任ある作業と仕上がりに支払う対価は少しも惜しくはありませんでした。
民間の企業ではこんなことは当たり前で、それで給料をもらっています。
先日目撃した事です。豊橋市の清掃車がゴミを収集していました。運転する人が一人、後ろにゴミを積み込む人が二人の合計3人で作業をしていましたが、民間の企業ではこんなに人数を掛けることが出来ません。どうすれば同じ時間で同じ量の作業が出来るかを考えます。人件費の削減がどのような結果をもたらすか−「赤字体質といわれる豊橋市の財政の解消を真剣に考えようとしないからこんな事が.平然と行われ、聞く所によると、ゴミ収集の作業員は午後の3時半には風呂に入って定時の5時には帰宅するという。民間では5時まで作業し、その後、体を洗って退勤するというのは当たり前のことです」
もうひとつ、ビンカンボックスのことを取り上げました。ビンカンボックスに投入されたビンカンの所有者は市であり、市民が自動販売機やお店でジュース缶を購入して手にした瞬間から、それが廃棄されるときは一般廃棄物となり「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」第6条の2「市町村は、一般廃棄物処理計画に従って、その区域内における一般廃棄物を生活環境の保全上支障が生じないうちに収集し、これを運搬し、及び処分しなければならない」に従って、ビンカンボックスを設置し、豊橋の場合一基約70万円のを4000基すなわちそれだけでも3億円かかっている。それでビンカンを収集し、資源リサイクルセンターに搬送し、鉄缶とアルミ缶に分別し、リサイクルしている。そのアルミ缶が抜き取られるので採算は日に日に悪くなってきている。
それを抜き取る背景にはホームレスの実態もあり、それを防ぐ策を施せば施すほど、今度は投入しにくくなる。という問題点がある。
それで、私が申しあげたいのはビンカンボックスは設置されてから10年、昭和50年から始まった530運動も文字通り30年目にさしかかろうとしている。