伊藤ひであきの市政報告

2003年6月定例本会議 一般質問
2003年6月 ●一般質問のポイント
**** 6/10 6:20 再再最終 ***

1.自立した元気な、そして分権の豊橋の構築について

 深刻なデフレ状態が続く中で、閉塞感が時代を覆って久しい。その中で今世紀初の統一地方選挙が行われた。自ら候補者として住民のまっただ中に飛び込んで実感したのは「立ちすくむ国を尻目に、市民発の柔軟な発想で役所の硬直性をしのぎ、地方が市民とともに先を走り、この国の政治を変える以外にない」という市民の熱い思いでした。

 もはや、地方自治は単に国からもらう資金で事業を配る「行政」ではなく、納税する住民の選択によって地域が進む方向を決める政治であるはずです。地方改革の主役は、政治の主役は生活現場に根ざした市民であり、「街に政策あり、生活に政治あり」が政治の基本であるはずです。

 人口37万人の愛知県二番目の中核都市−豊橋は規模からも歴史からも、その可能性のローカルのまっただ中にあると確信し、以下伺いたい。

(1)今回の統一選に反映された民意を市長はどう読み取ったか。また、豊橋市議会議員選挙における史上最低の投票率(55.82%)、初めての選挙公報などの総括について伺う。

(2)地方の自立と活性化のための地方行財政改革の柱である三位一体改革(国庫補助負担金と地方交付税、地方への税源委譲)をめぐって論議が沸騰している。市長のこの問題についての認識と考えを伺いたい。

(3)5月23日、三河港地域の「国際自動車特区」が内閣総理大臣の認定を受けた。「地域の知恵と工夫による地域発の元気発信」であり、期待は大きい。リサイクルポートの指定も受けた。これらをどのように地域産業の活性化につなげていくのか伺う。

(4)総合文化学習センター、子ども関連施設、冬場のアイススケートリンクを兼ねた総合スポーツ公園プール棟などハード整備に伴い、これらを地域活性化につなげるソフト面の充実について伺う。

(5)まちの中から八百屋さんが、魚屋さんが、雑貨屋さんが消えていく。買い物弱者にとって深刻な問題であり、地域の絆も一緒に消えていく。こうして地域力が落ちていく。この認識と対応を伺いたい。

(6)まちの中で見かけるいわゆる相変わらずの「お役所仕事」をもっと柔軟に市民の視線で対応できないか以下伺う。
(ア)近くの公園で防火水槽設置工事が行われている。表示されているのは相変わらずの工事看板で担当は「河川課」となっている。公共工事を地域住民にわかりやすくPRする広報活動について伺いたい。

(イ)ビンカンボックスから、アルミカンを白昼堂々抜きとる姿が見受けられる。ビンカンボックスのビン・カンの所有者はだれか。防ぐ手立てはないのか。ビン・カンの回収責任はどこにあるのか。

(ウ)岩田市民テニスコートの早朝貸し出しが始まったが、空いているのに当日申し込みでは使えない。またテニスコートの貸し出しは午前と午後に分かれているだけ。「2時間単位に貸し出せばもっと多くの市民が利用しやすいのに」という声にどう答えるのか伺う。


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