Q:豊橋市議会の議員定数は現在44ですが、地方における行政改革の推進の面からも議会の合理化に取り組むべきと考えますし、その象徴として議員定数を減らすべきと考えますがどう思いますか。
さて地方自治法第91条では市町村議会の議員の定数について規定しています。人口30万以上の都市においては48人としています。また議員の定数は、条例で特にこれを減少することができるとも決めています。人口36万人の豊橋市は自治法上からの48人から4人減員し(昭和58年4月)、現在議員定数は44人としています。
昨年、秋の不祥事が露呈したとき、「これだけの事件を解明できなかった議会は解散せよ」「議員なんて要らない、半分にせよ」といった意見もありました。また豊橋市行政改革懇談会の提言の中にも「市議会は本務を果たせ」「議論を尽くして更なる改革に取り組め」といった意見も寄せられています。
こうした動きの中で豊橋市議会でも議会運営委員会で定数問題も含めた議会改革に取り組むことになりました。しかし議会改革といっても具体的でなければなりません。すなわち議員定数をどれだけ削減するかに市民の皆さんの注目が集まってくると思いますし、その期待に応える義務もあると思います。私は44人を40人できたら38人に減らし、浮いた経費で専門性を高める方策を講じるべきだと思っています。平成11年4月の統一選挙が次の改選期ですので、今年の9月議会もしくは12議会には議員提案の「定数改定条例」を提出する予定です。しかし,こと議員の定数を減らすということは議員自らの首を絞めることになり、抵抗も予想されますが,1人や2人の減員だけでは市民の皆さんの理解は得られないと思っています。「議会自らが血を流す」事も必要です。
また、市議会本会議場は8階にありますが、もっと市民の目の届く1階か2階に降りてきて市民の皆さんが市役所に来られたときに気軽に傍聴できるようにすべきだし、土日あるいは夜間開催の議会はできないものか。また社会全体でサラリーマンが8割を占めている中で、退職者や自営業者しか議員になれないありようも問題だと思っています。これで地方政治がよくなるはずはありません。
参考