選別作業は(株)新潟市環境事業公社に1億3000万円で委託している。この
公社はかっては屎尿処理業者の生き残り策で、下水処理場のメンテナンスも行っ
ている。25人の体制で、集められてきたビン・缶の袋を機械で破り取り除くこ
とから始まる。ビンの種類分け、色分けは手作業であり、大変な作業である。よ
って1日5時間の稼動で60tの処理能力のある施設である。併設されている啓
発施設はごみ分別、減量活動の拠点となっている。
プラスチックは民間会社の次世代廃プラスチック油化プラントに運ばれ、A重
油を生成しようという仕組み。平成8年に完成し、試運転を行っていた昨年12
月、火災を起こし、前処理工程だけが動いていて、1/15〜1/20に圧縮され、埋め
立てられている。このプラスチック類の中にペットボトルも入れている。前処理
段階で圧縮されてベーラーにされ、再商品化しようという仕組み。
ここに至るまでの、1200回に及ぶ市民への説明会などソフト施策の取り組
みとの連動によって平成7年に10万2000Tのごみ量が平成8年には9万2000Tと1
1%のごみ減量につながったという。今後の推移を見なければ一概に言えないが、
初年度の成果を基に市民総ぐるみでのごみへの新たな挑戦が始まっている。
新潟駅前のホテルにて夜明け前に
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