(1)建替えようとする1,2号炉は18年を経過し、機能低下、老朽化の進行は止め用もなく、毎年4〜5億円の改修費がかかっていて限界にきている。その上で建替えに5年の工期が要するとなると一刻の猶予もない。
(2)平成14年12月以降も現在の炉を稼動させようとすると約70億円の費用でダイオキシン対策をしなければならない。
(3)約1年半に渡って、国・県と補助金の打ち合わせをしてきて事業費の5割近くの約81億円の補助の内示を得ているが、ここにきて事業が遅れれば、国県の信頼を失いかねない。再度の補助金獲得は無理となるだろう。
(4)現在毎日60トンの焼却灰が埋め立てられていて、その処分場もあと2年。焼却灰を新型炉で大幅に減らすことも重要課題。何よりも日平均370トンの市民のごみをきちんと処理しなければならない行政の責任も厳然とある。(当局の弁)