市民の皆さんからのご質問にお答えします
Q:豊橋の児童の登校拒否の実態について教えて下さい。また市教育委員会がとっているその対策について教えて下さい。
年度
87年
88年
89年
90年
91年
92年
93年
94年
95年
96年
小学生
19
16
13
12
21
23
26
31
57
中学生
55
85
78
103
174
203
181
198
216
237
合計
74
101
91
115
195
226
207
229
273
294
豊橋生徒数
46,402
44,834
43,368
42,279
41,319
40,816
39,754
38,976
38,196
37,629
全国登校拒否数
57,975
60,681
63,605
66,874
学校生活での影響(38、3%)
友人関係をめぐる問題(18、2%)
学業の不振 (11、6%)
入学、転入学、進級時の不適応( 3、4%)
学校のきまり等をめぐる問題( 2、0%)
教師との関係をめぐる問題( 1、8%)
部活動などへの不適応( 1、4%)
親子関係の問題(20、9%)
生活環境の急激な変化( 5、7%)
家庭内の不和( 4、6%)
病気による欠席( 6、4%)
その他本人に関わる問題(26、2%)
また、その態様は
学校生活に起因する型( 9、2%)
遊び非行型(10、6%)
無気力型(25、2%)
情緒的混乱の型(26、7%)
意図的な拒否の型( 4、4%)
複合型(20、6%)
その他( 3、2%)
こうした傾向の中から,豊橋市では ○市の視聴覚教育センターで登校拒否生徒の為に麦笛広場を開設し、嘱託指導員と若いフレンド指導員の4人で適応指導を行っています。現在、19人が参加しています。 ○専門的臨床心理師2人による半日ずつ週2回の教育相談業務を行っています。ほとんど毎回相談者があります。 ○各学校の登校拒否担当者による登校拒否対策推進協議会による、研究調査も行われて、青空教室など自主的に行われています。 最近、久徳先生(久徳クリニック副院長)の「不登校を考える」講演会に参加しました。お話の内容は「ぜんそく、不登校、アレルギーは人間だから起こるもので、これらは急におこるものでなく、条件があっておこるもものです。親はいいもんだ、仲良しはいいもんだ、頑張るはいいもんだの「3もんだ」があれば不登校はおこらない。人間は臆病な生き物ですが、臆病のままは成長しない。いろいろな経験を通じて適応の形成ができるようになります。臆病にしないためには子どもを心細くさせないことです。母親がいない、夫婦喧嘩がしょっちゅうある、こういう幼児期の体験が不登校の要因を作っていきます」ということでした。 大変示唆に富んだ内容だと思います。