★ひでさんの折々の記★

2012/3 大震災から満1年、 春遅き3月
●3月28日(水)例年になく寒い日が続き、桜の便りが待ち遠しいこの頃。豊橋で最も早く咲く桜として地域で親しまれてきた近くの牟呂用水沿いの江戸彼岸桜の花が開き始めた。ちょっと震えながら豊橋の春を告げています。そして、桜前線が三河平野を桜色で色鮮やかに染めて、万物が新たに動き出す清々しい日々がいよいよです。

●3月20日(火)「暑さ、寒さも彼岸」までというが、今朝も冷えた春分の日だった。午前中、自治会の役員打合せ。コミュニュティが薄れていく中でどのように住民の絆を深めていくのか、話は尽きなかった。

●3月18日(日)前夜から、雨が上がったのを確認して、岐阜へ墓参に行った。途中、立ち寄った義母の姉妹の家で、92.88.86歳の3人姉妹が揃って、にぎやかな談笑となった。高齢社会というが、身近な高齢者たちの笑顔を見ていると、政治は、行政は、生き抜いてきたこういう人たちの未来を決して曇らせてはいけないとしみじみと思う。

●3月12日(月)ロンドン五輪の男子マラソン代表に選ばれなかった公務員ランナーの川内選手。「実力以上の期待を持たせてしまい申し訳ない。もっと強くなって声援に応えたい」。「今までは”すみません、すみません”と頭を下げてきたが、これからは”ありがとうございます”という気持ちで頑張っていきたい」と潔い。

●3月11日(日)終日、鎮魂の日となった。大震災から1年、政府主催の追悼式が東京で行われた、被災地でも様々な式典が行われた。
 午後2時46分、亡くなられた方々のご冥福を祈り、心からの黙とうを捧げた。犠牲者は1万5854人にのぼる。行方不明のままの人も3100人を超す。いまだに肉親を捜し求める人たちの悲しみはいかばかりか。胸が痛む。

●3月7日(水)昨日のFM豊橋での「市議会代表質問」実況中継。とにかく疲れました。「あれやこれや」と考え、代表質問に登壇する4人の方に事前取材して、質問のポイントを聞き出したり、そのための資料を用意したりして、臨んだ。

 しかし、想定外のことが待っていた。それは特設スタジオといっても議場に隣接している音響室に腰掛が置いてあるだけ。何よりも、暗い。よって資料の細かい文字は読めない。こうなったら、覚悟を決めて、軽いのりで”伊藤節”でやることにした。

 9時半から約30分は「議会ってなんですか?」、「議員の数はどうして決まるんですか?」、「議員の皆さんはどんな生活してるんですか?」などと次々とパーソナリティの渡辺さんが声をかけてくる。

 それにこたえて、例えば「豊橋市には38万人の市民の皆さんがおられる、有権者でも28万人、有権者お一人お一人のご意見を伺うことはなかなか難しいでしょ。できないから代表の方に集まってもらって、議論してもらう。その場が議会というんです。その議論を司る人を議長というですよ。

 その代表者の過半数の賛成があれば、市民の過半数の意思だとされる。その代表者を議員といい、代表者を何人にするかということが定数となる。その定数を昨年の春から40人から、36人にした。その分、議員の皆さんの守備範囲は広くなったのだから、住民の意見をよく反映するために、まちの中へ、市民の中へ入り込んでの議員活動をして、議会に反映させてもらいたいですね〜」など。

 10時から代表質問が始まるとその時々にコメントを挟んでいく。「今、取り上げていることは、市長のマニフェストの一番最初に挙げてあったのが、『東三河政令市の実現』ということでしたので、いまだにその流れにないではないかという問題提起ですね」。

 「市長は『市民の皆様のご判断で引き続き市政のかじ取りをさせていただければ』という言葉で出馬宣言しておられるのですが、こういう姿勢が好感が持てるところですね」

 などなど質問者や答弁者のボリュームを落として、こちらのコメントや司会者の渡辺パーソナリティーのやり取りをオンエアー。

 かくして午前中2時間、午後から2時間の計約4時間の放送は冷や汗ながら、何とか終わった。

 大切なことを、端的に伝えることの難しさを痛感し、しっかりとした見識を磨いていないといざとなったら、言葉にならないということを思い知らされた4時間だった。

●3月6日(火)朝9時ころには雨があがり、一気に春の陽ざし。

 豊橋市議会は、明日7日から再開し、代表質問が始まる。その代表質問を中継するエフエム豊橋(FM豊橋84.3MHz)の解説をすることになって、午後から打合せ。竹内部長とディレクターの原田さんを交えて、準備のためにかなり打合せするのかと思ったら、30分もかからなかったので拍子抜け。あれこれ資料用意していたが、それもあまり必要なかったようだった。考えてみれば、相手は放送のプロ。こちらが心配することはないなと納得。それでも、代表質問は何度も経験があるが、その解説は初めて。ちょっと緊張。こわばると、自分の悪い癖が出るので、肩の力を抜いて、普段どうりの”伊藤節”でいくことにした。

 持論である「日本の政治に問われているのは、生活現場に密着した地方政治の力強さであり、地方議員がその原動力になりうるのかどうかである。ダイナミックに地域を変えるエンジンこそ地方議員であり、その地方議員を応援し、新たな地方政治を創造していかなければならない」をわかりやすく伝えるだけで本望だ。しかし、解説者があまりしゃべってはいけないんだろうな。主役は質問される議員諸君だから。

●3月3日(土)近所の主婦たちが毎年開く「つるし飾り展」。いよいよ来週に迫ってきた。今日は、それぞれの作品を持ち寄って飾り付け。夕方にはほぼ完了。一人ひとりが一針、一針に思いを込めて、無病息災や平穏無事を願い縫い上げる縁起物。色鮮やかな布を使って縫い上げた桃、巾着、うさぎなどのつるし飾りは30点。店内一杯に飾られている。6日から5日間、近所の茶房「まぁー」で開かれる。春を告げる風物詩として、すっかり定着してきた影に、女性たちの懸命な頑張りがある。

●3月1日(木)かって大手ゼネコンで働いていた方と久し振りのコーヒー談義。渥美沖のメタンハイドレード、田原や豊橋のメガソーラ、豊橋駅南口の「穂の国とよはし芸術劇場」(フラット)などの動きについて種々意見交換というより、様々にレクチャーいただいた。

 午後から、3月市議会定例会が開会。佐原市長の施政方針「予算大綱説明」をじっくりと聞いた、市長選を半年後に控え、心なしか、緊張感が声の抑揚に表れていた。「災害への対応力強化に精力的に取り組んで参ります」。「ともに生き、ともにつくるというまちづくりの基本理念のもとに多くの力を結集し・・」。代表質問から始まる論戦は3月7日から始まる。


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