★ひでさんの折々の記★

'11/10 秋風の中を
●10月27日(木)ライフポートとよはしで党支部会。

 客席側に座っての党員会は24年ぶりというか、初めて。それだけに、壇上に並ぶ後輩議員の皆さんの話す内容を新鮮な思いで聞かせていただいた。9月議会報告や、党員からの質問に回答する真摯な姿勢が嬉しい。団結して頑張ってほしいとしみじみと思う。
 ただ、地震対策で「豊橋市の標高図が豊橋市のホームページに載っていますから、ダウンロードして、自分の住居地がどのような標高にあるのか、知っていただくことが大事です」と呼びかけても、集まった約150人の党員の中で、インターネットにアクセスして、ダウンロードできる党員は何人おられるだろうか。何故、防災対策課と連携とって、参加者に配布するような準備ができなかったのだろうか。
 また「アレルギー体質の方のためのエビペンが学校では教師にも使えるようになりました」という話を、参加者はどれだけ理解できるだろうか。アレルギー体質の子どもはどのような状態になり、エビペンとはこういうものですと現物を示して、もっとわかりやすく、もっと丁寧に、もっと具体的になされれば良かったなあと思う。「生活者の視点」は公明党の生命線なのだから。

●10月26日(水)TPP(環太平洋経済連携協定)交渉の参加を巡って政権民主党も野党自民党も賛否両論で対立が深まっている。公明党はと言えば井上幹事長が「交渉参加は拙速であり、特に農業分野の混乱、衰退を招きかねない」ことから反対を表明。

 TPPに加わると、鉱工業品、農産物などの関税がほぼ例外なくゼロとなるほか、外国企業、外資、看護師や介護士をはじめとする外国人労働者の受け入れに関する規制ができなくなるという。モノやサービスの取引自由度が高まり、国内に保護すべき産業を抱えている国は協定に加わるハードルが高くなることが予想される。
 日本はTPPへの態度をはっきりさせていなかったが、菅首相が成長戦略の一環として「平成の開国を目ざす」と参加を表明した。しかし農業団体などは「農産物の関税が撤廃されると、国内農業が壊滅する」と強く反対している。

 一番影響を受けるのは農業であることに異論はないだろう。だが、しかし、強い農業、大規模農業、IT農業、第6次産業などと言われ続けて久しい。果たして日本の農業の展望を拓くような施策の展開ができるのだろうか。

●10月25日(火)BSプレミアムで好評のNHK連続テレビドラマ「カーネーション」の後に、昨日から始まった「毎日寂聴説法」。作家瀬戸内寂聴女史が東北の被災地を青空説法をしながら訪ね歩く15分の番組。

 「皆さんは地震、津波そこに放射能という未曾有の災害に直面しておられる。未曾有の、誰も経験したことがない災害に向き合っておられるから、そういう経験が政治にも行政にもないので、皆さんの気持ちなんぞ誰もわからない。その分、対策が打てずに対応ができない」。
 「泣きたいときは、思いっきり声を上げて泣けばいい。辛抱する必要はありません。そうすれば、周囲の人はその人が背負っている大きな痛手、深い悲しみに少しは気が付いてくれる。でも絶望だけは捨ててはいけません。望みを絶つことは人生の終わりを意味します」。

●10月24日(月)昨日から信州を旅している。安曇野、松本、そして別所温泉で秋の味覚と温泉を堪能し、今日は海野宿、小諸、懐古園など深まる秋の気配の中で、これからの人生を考える。否、ボーっとしながら秋を満喫しているといったところか。

 途中、上田市役所で公明の4人の議員さんに、また懐古園では小諸市の公明議員とお会いし、旧交を温めあうことができた。みんな、頑張っていた。

●10月22日(土)悲惨な事件や、事故が続く。名古屋での中学2年男子の虐待死は悲惨である。「お母さんを守りたい」とあえて母親と同居し、「働いて親孝行をしたい」という望みまでも、母親の交際相手の虐待が奪ってしまった。児童相談所が以前からマークしていたということで新聞は「児童相談所の怠慢」と書くが、果たしてそうなのだろうか。

●10月20日(木)夜、地元の座談会で約15分、「年金問題」について話をさせていただいた。最近、新聞や週刊誌で報道されている―年金を受け取れる年齢が、68歳に引き上げられるかもしれないという事に関して、特に7年前の改革で「100年安心の制度」では社会保険料と国民年金保険料を2017年度まで少しづつ値上げして、安心できる制度にしたのではないのかという疑問に答えるために。老後の生活に重大な影響が及ぶだけに参加した人たちも真剣に聞いてくれた。

 いずれにしても、7年前の改革にそって順次、保険料の改定中であり、この時期にこのような報道がなされることをいぶかる。1歳引き上げると、5千億円の公費が浮くということから、進行中の改革を快く思っていない人たちの仕業か、あるいは消費税をあげようとする人たちの思惑か。

 受け取る側からすれば、老後の生活設計が大きく狂ってしまう。高齢者の働く場の確保はもちろんとして、貯蓄がなければ生活に窮する人が多く出るだろうことは明白である。

●10月19日(水)長浜市で開かれた「びわ湖環境ビジネスメッセ2011」に参加。「環境と経済の両立」を基本理念に、過去最大の309企業・団体が出展している国内最大級の環境産業総合見本市である。特に震災以後の社会的ニーズを反映して、新エネ・省エネゾーン、エコプロダクツゾーンなどは多くのビジネスマンや一般参加者 でにぎわっていた。

●10月18日(火)遂にセリーグで中日ドラゴンズが優勝。今年の中日を象徴しているかのように延長10回3対3の同点で引き分けて、優勝が決まった。球界一の猛練習、結果が全てのプロ根性、そんな落合野球がここに花開くの感。バンザイ!

●10月13日(木)愛知医科大学病院へ。
 昨年の4月19日、月曜日だったはずだが、胸部大動脈りゅうの手術をして一年半目の検診である。CTの結果を見ながら、担当の石橋宏之Drは「すっかり、瘤もなくなっている。順調です。もう一回、来年の4月に来てください。それ以降は、一年目毎でいいです」と相変わらずてきぱきと診断。
 ロビーの新聞自動販売機で「中日スポーツ」を買った時に思ったのは、あの時、約8時間の手術から目が覚め、ICU室で一晩過ごし、自室に戻って、眠れぬ一晩を過ごし、やっと手術3日後の4月22日に玄関口まで新聞を買いに行けるようになった時のうれしかった時のことを思いだし、感無量になった。

●10月10日(月)久しぶりに「青空フリーきっぷ」で東海道線を西へ。名古屋駅内の名古屋三越内の三省堂書店で新書版図書3冊-「みっともない老い方」、「動こう!動けば必ず結果が出る」、「内部被爆の真実」。
 さらにJRを乗り継いで青空フリー切符で行ける最西の駅―米原まで行き、駅近くのショッピングセンターの喫茶店でランチを食べて、再び、名古屋まで戻って、ナゴヤドームヘ。この間、車窓に展開する美濃路の爽やかな秋景色を満喫しながらの、読書三昧。私のもっとも贅沢な休日の過ごし方である。

 ナゴヤドームは試合開始前から盛り上がっていた。2回裏に平田の見事な2ランが飛び出し、5回には井端の技ありのタイムリー二塁打で中押し、投げては、先発・山井が7回無失点の好投。その後も小林正、浅尾と盤石のリレーでヤクルト打線をシャットアウトした。中日が首位攻防戦の第一ラウンドを制し、「バンザーイ」の声がいつまでもドーム内に響いた。

 爽やかな秋の休日をじっくりと満喫した一日だった。

●10月6日(木)「検察審査会の誤った判断に基づくものにすぎない。この裁判は直ちに打ち切るべきだ!」。、「国民の負託を受けていない検察が、権力を乱用し、議会制民主主義を踏みにじった」。4億円ものお金の出処も「詳しくは強制捜査している検察に聞いてください!」とのたまう。
 この国の政治は、こんな傲慢な政治屋を今度こそ切り捨てるべきだ!どじょうの「正心誠意」は言葉だけなのか、毅然とこの問題に立ち向かうのか!


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