★ひでさんの折々の記★

'11/06 復興の夏、節電の夏
●6月26日(日)風化させるな浜名湖ボート事故
 浜名湖は初夏の日差しを浴びてキラキラ光っていて、多くのヨットが湖上を走らせていた。午前10時からの三ケ日青年の家「いのちと安全のつどい―光奏でる友と」の式典に参加した。

 一年前の6月18日、野外活動に参加していた章南中学生の乗るボートが転覆し12歳の少女−西野花菜さんが帰らぬ人となった。その追悼の慰霊式典は「いのちと安全のつどい」として開かれ、ありし日の花菜さんの姿をかたどった「希望の朝」の像の除幕式も行われた。

 川勝静岡県知事は「この場所で12歳の生命を亡くした少女がいたことを決して忘れてはならない。風化させてはならない。このような事故が二度とあってはならない」と淡々と話した。加藤豊橋市教育長は「6月18日を豊橋学校いのちの日」として小中学校74の全校で様々な取り組みをしながら「生命の重さ」を学び、確認する日として取り組んできましたと述べた。

 体調を崩されてお母さんは欠席されたが、気丈に振る舞うお父さんが見守る中で、花菜さんが所属していた章南中学吹奏楽部が演奏する「世界に一つだけの花」などが館内に響いた。花菜さんの定位置だったという右隅にはホルンが置かれただけのイスがあった。そしてその姿を穏やかな表情で見守る花菜さんの像が印象的だった。

●6月22日(水)公明党豊橋支部党員会。あいさつのなかで「介護スクールの校長として働かせていただいています。20歳から68歳までの人たちが懸命に学ぶ姿には、いつも勇気をもらっています。介護職員基礎研修の資格を取りたい人は是非とも挑戦してください」とPRした。
 新人の尾林伸治議員や、女性部長の宮澤佐知子議員が一生懸命に頑張っているようで嬉しかった。

●6月21日(火)豊橋市議を3期以上勤めた議員OBによる「有終会」総会があり、新入会員として参加。辻村会長のもとで13人が参加し、総会議事や懇親会などに穏やかな時間を過ごした。
 佐原市長や近田議長も出席し最近の市の動き、議会の動きについて報告もあった。

●6月19日(日)兄や姉たちが揃って、蒲郡の「あじさいの里」まで来る。今年のあじさいは、心なしか花も小さく鮮やかさに欠けていた。今年は、桜も、菖蒲も、そしてあじさいも花がおかしい。震災の影響か、それらを含めた自然現象に異変が起こっているのか。九州では例年のごとく集中豪雨でガケ崩れなどの被害が続出しているという。
 それでも、兄や姉たちとの話に花が咲いた。この歳になると、やはり身内、兄弟、家族のありがたみが心にしみる。

 夕方からは、「父の日」だからと祖母さんが「うなぎ」を馳走してくれた。

●6月15日(水)福岡政行怒る!

 岐阜聖徳学園大学エクステンション公開講座「福岡政行客員教授講演会」に岐阜へ。
 「G8に行った菅総理、太陽光発電を1000万戸に!と。自分ではいいことを言ったと酔っているのでしょうが、そんなことはあさっての事でしょう!火事は福島で起こっている、冷温停止ができるかどうか。東北の復興は日本の復興につながる。逆に東北新幹線が福島原発の関係で停まれば、東北自動車道が停まれば、日本は瀕死の重傷になる。いつか福島の小中学生は疎開しなければならない時が来るかもしれない。その時は本当に日本の半分がつぶれる。その危機感が官邸には、菅政権には、そして政治にはない!未だに、呑気な事を言っている!」福岡調は続く。
 「復興住宅のための土地がないなら、国有地に作ればいい!遊休地に作ればいい!誰も反対しないでしょう!避難所にいる人たちは、仮設住宅に引っ越したがらない。なぜか、食費も光熱費も自分で払わないかん。当面の生活費を月に5万円くらい、だしてやればいい。誰も反対しないでしょう!そういうことをやるのが政治でしょう!」

●6月14日(水)新聞休刊日をはさんで6/12、6/13、6/15と3日間、地元「東日新聞」に連載された「豊橋市議会傍聴記」。3日間の市議会での論議を通じて、震災後の各自治体の、特に自治体議会の重要性を通じて、地方議員へのエールを送ったつもりだが、どのような受け取り方をされているのか、気になるところ。
 ある市幹部いわく「あれくらいの刺激があったほうが議員も緊張するのでいいのでないか」、ある市民「批判されたわけではないでしょうが、指摘されて落ち込む議員もいるのでは」、また「市議会関係者や市職員には理解できるのかもしれないが、何がどうなのか一般市民にはわからない」など。

●6月5日(日) 「営業所長!注文とってきました!」「そうか、月末によく頑張ってくれた!ところでこの注文書には納期が書いてないがいつなんだ」。「いやー、そのうち、しかるべき時に納める事になろうかと」。「その、しかるべき時とはいつなんだ!。これでは今月の売り上げに上げていいのかどうか、わからんではないか!」。かって営業マン時代にこんなやりとりがあったのを思い出した。この2,3日の国会の寒くなるような、お粗末な現状!。

●6月3日(金)「日本の社会がしっかりしているから、政治が貧困なままでいられる。日本の政治家は国民に甘えている」−そんな言葉が強く浮かんできた昨日の内閣不信任をめぐるドタバタ茶番劇。 「何も決められない国会」が続き、国政が停滞する。政権弱体化を見透かされ、国際関係の再構築もおぼつかない。こんな政治の有り様にいつか国民の総反撃を食らうだろう。安全神話に酔いしれた原子力発電所が今、猛威をふるって人間に迫っているように。


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