★ひであきの動き、議会の動き★

'10/12 総仕上げして新しき年へ
●12月31日(金)朝9時頃には牡丹雪が舞った寒波の大晦日。午後から、「ひであきレポート」を小脇に、地元町内を丁寧に年末のあいさつに回った。「よいお年を」、「最後の最後までご苦労様です」かけてくれる言葉がうれしい。2010年が終わる。

●12月30日(木)「ひであきレポート」NO85のA・B面がやっと完成。結局、葛飾区での「24時間介護サービス」の視察報告と、年頭所感「視界ゼロの日本政治を突破するもの」とした。

●12月28日(火)今年最後の三八朝市。木枯らしが吹き抜け、年の瀬の凛とした空気が三八通りに流れる。年末最後の朝市だというのに出店は15店。それでも一束50円のネギや、一山100円の里芋、一匹120円のたい焼きを買い求める、質素ながらたくましい庶民群。この朝市で「ひでレポ」を配って24年・・・、朝市に集う近隣の人たちに元気をもらって続けてこれた「ひでレポ」配布、年末の朝市での配布は今日が最後となる。感無量の3時間だった。

●12月27日(月)注目の民主党役員会。首相自ら出席し、小沢氏の衆院政治倫理審査会出席の決着の場としようとしたのだろうが、小沢氏も議決されても政倫審に出席しない姿勢を崩していない。民主党の分裂含みで、国民不在の党内抗争が続く。「立ち上がれ日本」の政権参加も結局、玄関払い。先日は、一度は別れた社民党との復縁話。右から左まで節操のない政権延命策が続く。

●12月24日(金)本会議最終日。午前中の本会議で追加補正予算が上程され、直ちに予算委員会での質疑が行われ、国の平成22年度1次補正に伴う事業関連などで501百万円余の補正予算も成立した。
 この中には、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金事業が含まれており、これにより豊橋市において3月から、子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチンの接種が全額公費助成が決まった。特に子宮頸がんワクチンは中学1年〜3年の女子を対象に3回の接種費用約5万円を個人負担ゼロ、全額公費負担することになった。
 これは公明党が予防ワクチンの早期承認を実現し、ワクチン接種の公費助成を粘り強く国や地方で主張し続けた成果であり、子宮頸がんは予防法を確立した唯一のがんであることから、「精度の高い検診」と「ワクチン」の両者によって、根絶が期待できるとされているが、今回の補正予算で、「検診」と「ワクチン」の両輪の公費負担が用意されることになった。

 地元新聞が最終本会議を前に「市議会は市民の思いにこたえたか?趣旨採択に疑問符」との「論説」を展開したが、注目の「ボート転覆事故の真相究明を求める請願」は本会議でも趣旨採択。

●12月19日(日)穏やかな日曜日、名古屋市内の親戚を訪ねた。「ホームページを見せていただいていますよ」高齢ながらもかくしゃくとした親戚の言葉がうれしかった。「ちゃんと見ていてくれるんだ」と。
 午後からは岐阜市から養老と年末の墓参り。岐阜市の高台で、養老の里で、大きな手術があった今年一年の無事を感謝し、ご祈念した。

 帰りに、木曽三川公園で恒例のイルミネーションを見ながら、公園内を散策。沢山の人たちでにぎわっていた。

●12月16日(木)午後からの福祉教育委員会。交通児童館とこども未来館の指定管理者の指定の議案については、それぞれの共同事業体の構成員に”小学館集英社プロダクション”が加わっていて、そのプロダクションが、今年6月の浜名湖でのボート転覆事故の当事者であることから、その是非が問われた。併せて、16千人余の署名とともに提出された「ボート転覆事故の真相究明を求める請願」もあり、注目の、否、重い委員会となった。委員会では指定管理者の問題は原案どうり「可決」、請願は「趣旨採択」となった。

 公明議員団は請願の紹介議員となりながら、趣旨採択に回ったが、これでよかったのかどうか。難しい判断を迫られた。ボート転覆事故の事故現場の実態や問題はどこにあったのかは、静岡県警と国土交通省の安全委員会で調査中であり、刑事事件性や賠償問題とも密接にかかわるからこそ、「採択」することの危険性を持ったが故の「趣旨採択」であったが、解りにくかったことは事実である。傍聴していても疲れた委員会だった。

●12月13日(月)12月議会一般質問第一日。5番目に登壇し1.地域の暮らしの安全・安心について、2.重点港湾―三河港の今後の振興戦略について論陣を張った。自分なりにまとめたつもりだったが、質問をしながら、手ごたえを感じられなかったのは、何故か。多分、現場を走り、現場を検証し、問題点を絞り込むことができなかったからではないのか。

 来春の統一地方選の公認発表が正式に10日に行われ、その前後から、自分を包む虚脱感から抜け切れないまま登壇した事が恥ずかしい。

●12月12日(日)朝9時から、少し風があったが「朝倉川を守る会」の定例の年末大掃除。
 集まった人は例年になく、少なかったが、みんなで力を合わせていい時間を過ごした。平成2年08月05日にたった16人で御園橋付近のビンカン拾いを行った。このことを機に「朝倉川を守る会」を結成。以来、20年の歳月が流れ、途中からは春の「朝倉川530大会」として2000人以上が集まる大イベントになったが、冬は「守る会」単独の清掃活動を続けてきたことになる。地道に参加して下さった皆さんに、心から感謝。

 夜、来春の統一選の前哨戦と言われた茨城県議選で、公明はつくば市選挙区での激戦も勝利して4人全員当選。民主は推薦1人を含め20区で24人を擁立。現職2人をはじめ18人が落選し、現有6議席の維持に終わった。

●12月10日(金)一般質問の推敲がなかなか進まない。「分らないことを素直に聞けばいいんだ」と他人には指導しながら、6期の自分、ベテランの味、積み重ねたキャリア・・・、そういう取るに足らない変なプライドが思考経路を重くする・・・。

 今日の公明新聞で来春の統一選の第11次公認発表が発表になった。当然、豊橋市の欄には自分の名前がない。そのことを淡々と受け止める自分でありたいと思ってきたが、その現実に立ち止っている自分がいる。それがまた、一般質問の原稿の筆を重くする。

●12月8日(水)一般質問通告日。抽選の結果、一般質問第一日(13日)の5番目。「無縁社会」と「三河港」の問題を取り上げることにした。昨夜、というか朝方まで、「地域情報化」特に「緊縮財政の時代の庁内情報システム」の問題を取り上げるつもりで組み立てていたが、基本構想特別委員会での論議よりも広げることも、掘り下げることもできないと考え、急きょ「三河港」の問題に切り替えた。

●12月7日(火)1.豊橋のごみ減量への取り組み状況は「足踏み」状態どころか大きく後退していないか。2.高齢化と地域コミュニュティ低下の中でいかにして、現場に即した訓練で防災に強いまちづくりを行うか。3.進化するIT技術をもとに、利便性の高い行政サービス提供するか。について議論。

 審議が終了し、共産党市議団からは修正案が出されたが、これを否決。そして原案通り可決した。自民系の各派で「『水と緑のまち』を『緑と人のまち』」への修正案が検討されたようだが、結局、修正案まではいかなかった。

●12月6日(月)基本構想特別委員会第2日。1.豊橋の中小企業が経営力の向上、事業環境の整備、そして付加価値をどのように創造していくか。2.住み慣れた地域で、老後を過ごすためにいかにして支えあいの地域社会をつくるのか。3.全国で子どもたちの相次ぐ自殺に、家庭や地域の教育力の向上と連携の強化について議論した。

●12月3日(金)12月定例議会が開会。「第五次基本構想」が上程され、特別委員会が設置され、直ちに基本構想特別委員会第一日が開かれた。

 目指すまちの姿「輝き支えあう水と緑のまち・豊橋」について議論した。事前の会派からの意見聴取でも明記したように、「輝き支えあう緑と人のまち・豊橋」とすべきことを主張した。
 この20年間、平成元年には「豊かで住みよい緑と人のまち豊橋」、そして平成12年には「笑顔がつなぐ緑と人のまち豊橋」と豊橋の将来都市像は「緑と人」を貫いてきた。「緑」を育てるということは、「人」を育むことだ。緑と人が「と」で結ばれる、並列に並べられることに卓越したまちづくり思想があることを主張し、食い下がった。
 「『輝き支えあう』の前には当然に『人』が込められている」と堀内副市長はいうが、ならば「豊かで住みよい」、「笑顔がつなぐ」にだって「人」が込められているのでないか。「水と緑」を「緑」と表現して、やはり「人」を明確に描くべきでないのか・・・こういう反論もできたが、途中で止めた。

 「言葉遊び」でなくノスタルジアでもなく、依報(環境世界)と正報(自己主体)とはおのおの別物ではなく相互に関連しあって現実の世界を形成しているという仏法で言う依正不二の考え方を根底に据えて、論議しているのだが、通じるような雰囲気ではなかった。

●12月1日(水)10月に続いて、夕方から岐阜市まで出かけて岐阜駅前の十六プラザでの岐阜聖徳学園大学エクステンションセンター主催、白鴎大学教授でもある政治評論家−福岡政行氏の「混迷する日本経済と政治情勢」を聞いた。

 「革命の後は悪酔いしている」という中国のことわざがあるが、民主党政権には技量がついていかない。12月中に内閣改造、あるいは「やぶれかぶれ解散」があるかもしれない。など福岡教授の独特の語り口と分析が続いた。「想像力は創造力」こそ教育の原点であり「稲は1年、教育は20年」の教育の復権が今ほど望まれる時代はないという教育論は傾聴に値した。


11月 月間レポートへ