★月間レポート★「ひであき」の動き 議会の動き

09年7月 夏空に太陽は昇る!
●7月26日(日)蒸し熱い一日。豊橋市民球場で行われた、甲子園を目指す愛知県大会予選につめかける高校野球ファンを意識して、市電沿線や交差点で街頭演説。「厳しい状況が続く日本の景気をどのように回復し、経済発展につなげるのか。急激な少子高齢化に対し安心の社会保障を築く道筋をどう描くのか。政治不信を高める”政治とカネ”の問題にどう終止符を打つのか。問われているのは現実に目を向けた政権担当力でないのか」と訴えた。

 照りつける強い日差しのお陰で腕から顔まで真っ黒に。

●7月25日(土)午前中、いつもの団地などを中心に街頭演説。

●7月23日(木)夕方から市役所管理職のグループ「木曜会」の野球部メンバーと議会野球部との懇親野球大会。日頃の練習不足がたたってか、あるいは木曜会の若返りなのか、議会野球部のエース杉浦投手の速球がことごとく打ち返されて完敗。
 それでも反省会では様々に意見交換でき、生ビールがうまかった。

●7月22日(水)午後から総務委員会。市長が昨年秋の市長選に掲げて、見直すことになった豊橋市芸術文化交流施設整備事業についての見直し後の修正案件と、同じく市長がマニフェストに挙げた東京事務所開設についての考え方が提示された。二件とも質疑したが、「芸術ホールを約1年、計画を遅らせてまで見直したのか」、「地方行革の時代に、なぜ東京事務所が必要なのか」については納得いく明確な回答が得られなかった。

●7月21日(火)午後、遂に衆議院が解散!。8月30日に向けた暑い夏の40日間が始まる。

 夕方、いつもの坂上交差点で「衆議院が本日、解散しました。私たち公明党は、どこまでも真剣に、真面目に、政策本位の衆院選を貫いてまいります!」噴き出る汗が額から目に入り、大変だったが頑張った。

 午後6時からは、東三河産学官交流サロン。豊橋技科大の柴田教授の「MEMS技術によるイノベーションの創出と異分野融合」については難しいテーマを分かりやすく話していただいた。
 ヤマサちくわ7代目の佐藤元秀社長の「幸せCompanyを目指して」の話は老舗のヤマサちくわの伝統を守りながら、新しい時代に対応し、向かっていこうとする7代目の心意気が感じられ楽しい話となった。その中で紹介された「フィッシュ哲学」。態度を決める、相手に向き合う、仕事を楽しむ、相手を楽しませるの四点はどんな分野にもあてはまる行動規範だが、それを自らも実践し、社内に取り入れようとされている姿勢が共感を呼んだ。

●7月20日(月)午前中は豊田市の公明議員から照会があった市民相談と、食品会社の経営相談に。午後からは明日の解散を前に団地やスーパーなど6ヶ所で街頭演説。

●7月16日(木)衆院選立候補が絶望的になった宮崎県の東国原知事。「今回の騒動について知事は、各政党の政権公約に全国知事会がまとめた地方分権方針を盛り込んでもらうことが第一の目的であったと強調し、それはある程度達成できたとした。今後は地方分権が実行されるよう県知事として公務に専念するとか・・・・。

●7月15日(水)東京へ、東京ビッグサイトでの「自治体総合フェア2009」に参加。
 先行き不透明な厳しい社会状況の中で、戦略眼を備えた経営を展開して「活力ある地域社会の実現」をテーマに開催されていた。場内は電子自治体ゾーン、危機管理ゾーン、少子高齢化対策ゾーン、地域環境ゾーン、まちづくりゾーンに分かれ意欲的で活発な雰囲気。

 またセミナー会場で「電子自治体フォーラム」に参加した。「電子自治体の動向」について語られた総務省の井上地域情報政策室長の話は端的で現状と課題が見事なまでに整理されていたのには驚いた。また「住基カードの多目的利用」や「個人情報漏洩防止対策」については、建前論ばかりで具体性に乏しかったのが、残念だった。

 大阪市はともかく相模原市や豊田市が自治体参加していたのは頼もしく思ったし、こうした場で発信する体制を整えているのには脅威にさえ感じた。

●7月13日(月)昨日の東京都議選。自民党が議席を大幅に減らし、敗色濃厚の中で、公明党は最後の127議席目を世田谷の中島議員が獲得し全員当選。
 マスコミやメディアが盛んに、「自公で過半数届かず!」、「首都決戦で自公敗退!」などと大見出しで伝える。負けたのは自民党であり、公明は自公政権への逆風の中で議席を守ったのであり、衆院戦に向けて世論操作するようなマスコミ報道の在り方にヘキヘキする一日だった。

●7月10日(火)23日の市役所部課長の組織「木曜会」との野球大会に備えて、議員野球部の練習を始めたが、日頃の運動不足がたたってか、それ以上に体力の衰えが顕著なのか、ガックリするほどに動けない自分を受け入れなければならない現実を思い知らされた練習日だった。

●7月5日(日)注目の静岡知事選。夜、11時半になって民主の新人川勝氏の当選が確実になった。自公推薦の坂本由紀子氏は惜敗、というか民主が二つに割れていた上での結果であり、完敗というべきか。いずれにしても、これで麻生首相も解散には打って出れないし、ますます手詰まりとなり追い込まれ、何にもできない首相であることだけを印象づけていく。

●7月1日(水)東京港区赤坂の日本財団ビルで行われた東京財団政策懇談会「地方議会の改革-ニセ議会基本条例を斬る」に参加。

 前佐賀市長の木下敏之氏、前我孫子市長の福島浩彦氏そして前栗山町議会事務局長の中尾 修氏など地方政治の現場で懸命に地方分権や、地方議会改革というより地方議会の地位向上に頑張ってこられた方々の言葉は説得力があったし、歯切れがよかった。

 質疑応答の中で「『議会基本条例』を制定された議会を訪れて伺っても、なんのための『議会基本条例』なのかわからないことが多い。議会への住民参加の仕組みが明確でない『議会基本条例』ではいけない(ニセ)という論点だが、住民が選挙を通じて議員を選び、その議員が住民の代表として議会活動をすることが議会への住民参加でないのか」と質問した。
 「議会という機関としての住民参加ということは、議会という正式な場所で議員と住民が参加して話し合う場を持つことが肝要である。議会は意思決定機関であり、意思決定機関であれば議員同士の議論が必要であるのに、意思決定機関でなく行政のチェック機関になっていないか。意思決定者の立場で議会という機関が決定した事を住民に報告する仕組みが必要である。そのことを議会基本条例で明確にすべきだ。このこと以外に議会無用論に立ち向かえる方途があるのであれば示していただきたい」と明確に答えていただいた。

 参加者からは「選挙が終わって、地元テレビ局が新議員一人一人に一人5分の持ち時間で新しい議会に臨む抱負を伺いたいと申し入れが行われたが、議会として断った経過がある。二元制以前の問題がある」。「自民・公明の与党で議席の6割を占めている。区長の提案が修正されたこともなければ、議案提出以前から賛成なんです。こうした議会は果たして必要なのかと思う」など地方議会の実態が様々にレポートされ、質疑応答が盛り上がった。

 「議会基本条例」は北海道栗山町議会から始まって全国で31議会が制定しているが、議会の役割は審議して決定する機関であり、その討議の場のルールが「議会基本条例」であるという認識が大きく欠けていた自分が恥ずかしかった。


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