★月間レポート★「ひであき」の動き 議会の動き

08年4月 混迷する国会をしりめに!
●4月30日(水)初夏を思わせる陽射しの中で「ひでレポ」配布。この2.3日、やろうとすることになかなかエンジンがかからないし、集中力の持続にも欠けてきた。これは取りも直さず、今日のガソリン暫定税率が復活のための再議決に、どうしょうもないストレスの故であろう事は明白。
 税制関連法が衆院で再可決、成立した直後の記者会見で福田首相は「明日から暫定税率が復活し、再びガソリンの価格が上がる。国民1人1人が家計のやりくりに苦労する中、家計に再び負担をお願いするのは本当に苦しい判断だった。道路特定財源でなく、生活財源として考えていく」と述べていたが・・・・。

 また桝添厚労相は「後期高齢者医療制度の実態がどうなっているか、次の6月の年金からの徴収時期までに実態を明確にする。実態が分からなくては、対策が打てない」と語っていた。行政府の内閣が制度の運用について実態がつかめていないという。本末転倒していないか

 気合を入れなおして、5月に向かう。

●4月29日(火)すがすがしい新緑の風の中を早朝の「ひでレポ」配布、3ヶ所での街頭演説を行い、爽やかな汗をかいた。

 午後は、神奈川の息子さんの所から岐阜へ帰る途中の仲人夫婦が豊橋で途中下車され、蒲郡の竹島園地で久しぶりに懇談。有意義なひと時を持った。

●4月28日(月)午前10時から中部電力の風力発電担当の方が市議団を訪れ、太平洋側で計画中の風力発電所建設事業について地域合意に向けた取組みについて話を聞いた。青森・六ヶ所村の原子燃料再処理工場についても。ともに、様々な考え方の集まりである地域住民の理解を得ていくことは至難のワザである。

●4月27日(日)朝早くから、大阪、神戸の親戚や同級生を訪ねた。久しぶりの再会を喜んでくれたが、政治の混迷にはヘキヘキしている思いが、表情と言葉から読み取れて、ストレスのたまる友好活動だった。

 高速道路のETCををうまく利用してコースを組んだつもりが、大阪近郊は西名阪は対象外、名神も西宮〜大津間は対象外であることを料金所を通りながら、思い出した。何事も思い込みは取り越し苦労になる。教訓。

 帰りの途中、ラジオで山口2区が開票開始早々に、民主候補の当確を知った。自公政権がどんどん追い詰められていくような暗澹たる思いで帰ってきた。

●4月26日(土)午前は豊橋総合動植物公園内の自然史博物館の中生代展示室のリニューアルオープン式典に参加。中国から購入した全長17メートルのユアンモウサウルス(レプリカ)はじめ大スクリーンでの「恐竜劇場」も設け、全国でも誇りうる施設になった。

 夜は校区の新年度役員会。早朝と、午後は「ひでレポ」配りに徹した。

●4月25日(金)午前は「福祉教育委員会」を傍聴。教育委員会の個人情報保護に対する取組みを審議した。終了後、議員野球部の役員会。

●4月24日(木)終日、雨模様の一日。遺産相続の相談者を司法書士事務所へ案内したり、ご無沙汰している喫茶店で居合わせた常連客とじっくりと政治懇談会?。「税金のムダ使いは目に余る。社保丁職員の父親と同じ名前の人の年金を統合して自分の父親の年金として横領する、あるいは茨城の国保連合会の職員が10億円ものお金を横領し、ギャンブルにつぎ込むなど言語同断の事件に怒り心頭している。

 後期高齢者医療などについては丁寧に説明。「年寄りが多くなり、長生きする時代になったので医療費が大変だとは分かるが、取りやすいところから取るみたいでそこが怒れる。ガソリン再値上げもわからんでもないが、目に余るムダ遣いをちゃんとしてくれ」というのが本音でであろう。

●4月23日(水)定例の党員会。後期高齢者医療制度や道路特定財源についてボードを使って丁寧に説明。予習して臨んだつもりであったが暫定税率復活をめざす「税制関連法案」と「道路整備財源特例法改正案」の再議決問題に中途半端な説明しかできなかったことを反省。

●4月22日(火)山口県光市で99年4月、母子を殺害したとして殺人と強姦致死罪などに問われた当時18歳の元少年、現在は27歳に対する差し戻し控訴審の判決公判が広島高裁であった。裁判長は「強姦の目的や計画性も否定できない」として、「身勝手かつ、自己中心的で、被害者の人格を無視した卑劣な犯行」と断じ、求刑通り死刑を言い渡した。
 少年法は18歳未満の被告に死刑を科すことを禁じており、事件当時18歳と30日だった元少年への死刑適用の是非が問われていただけに注目されたが、毅然とした判決は法治国家の、あるべき形として評価できるのではないか。
 それにしても、理路整然と重い言葉を淡々と語る妻と娘を殺された本村さんの主張には9年間の人生がにじみ出ていた。

●4月21日(月)午前11時から富士市の会議室で、5月31日に富士市、浜松市、静岡市、豊橋市の野球部が参加しての親睦野球大会の打ち合わせ。

 午後からは富士駅前にオープンしたばかりの「富士市交流プラザ」を視察させていただいた。開設以来35年〜40年余経過した富士市民センター、西図書館、平垣公園、平垣駐車場などを複合施設として完成させたもの。総事業費は25億円、鉄筋コンクリート造3階建てのシンプルな施設となっていた。富士駅北口の商店街がシャッター通りとなり活気を失う中で公共施設が複合施設として果たす役割は大きい。

●4月20日(日)午後から新年度の消防団分団の結隊式。夕方からは「ひでレポ」配布。夜は青年党員の家庭訪問。留守や本人不在の家庭もあったが、若い人たちが今の政治をどのように見つめているのか大いに参考になり、意義ある訪問活動だった。10時過ぎまで。

●4月19日(土)午前10時からは第12回「朝倉川530大会」。今年もまた多くの企業、学校、町内会などのボランティアが参加。さわやかな汗をかいた。
 「朝倉川を守る会」からも12人が参加した。加藤、野崎両副市長はじめ多くの職員が参加していたが、こうした活動に参加してともに汗をかいている姿は大いに市民の励みにもなり、結構なことである。市民協働といっても、こうした活動から培われていくものだと痛感した。

 昼までに、神奈川から義姉夫婦やその子ども達の家族が到着。平成7年の暮れに80歳の生涯を閉じた義父の13回忌法要を厳粛に行った。
 そのまま、市内のうどん店で昼食、浜名湖ガーデンパークなどを周遊し、浜名湖畔の旅館で夕食会。近々に結婚する従姉妹カップルのお祝いと、7月にタイに赴任予定の我が息子の壮行会もかねた親族の語らいは遅くまで続いた。
 5人の孫、3人のひ孫に囲まれて義母も嬉しそうだった。

●4月18日(金)早朝から「ひでレポ」配り。凛とした澄み切った朝の空気の中を配るのは、また爽快な気分でもあり、朝飯がおいしい。昼ごろからは低気圧が通過し、激しい雨。夜は座談会。

●4月17日(木)前日に引き続いて高齢者医療について説明に会合をはしごした。昼間の会合で日頃からにこやかな笑顔で接していただいている壮年の方から「ガソリン再値上げのための再可決について」質問があった。
 曰く「難しいことはわからんが、今まで税金を湯水のごとくムダ使いしてきて、何をあわてている。税収が少なくなったなら、それに見合った予算を組み直せばいい。知事や市町村長が盛んに暫定税率復活を訴えているが、暫定税率復活を掲げて国民運動など起こっていないではないか!」と。さすがにこの質問には対応できなかった。悔しかった。

●4月16日(水)午後からと夜、要請があて座談会で「後期高齢者医療制度」について、丁寧に説明した。住民の3割が65歳以上の高齢者というこの団地の中で同制度に対する関心は高い。制度そのものに対することよりも「私の保険料は何でこうなるの」という問題であり、「今までと何が変わるのか」という実生活に即した疑問である。朝早くから担当者から「今日は覚悟してきてくださいよ」と言われていたので、特に言葉使いに注意して臨んだ。
 それでも小一時間説明させていただいて、今までと変わらないこと、保険料も収入が低い方ほど軽減できることを、計算シートを使って説明したので、「みなさん、とにかく元気な老後を過ごしましょう」といい雰囲気で終えることができた。

●4月15日(火)介護医療課で「後期高齢者医療制度」について市民の問い合わせや、問題点などについて話し合い、理解を深めた。

●4月14日(月)「一度でいいから吉野の桜をみたい」という84歳の義母の思いをかなえてやるために、朝早くから奈良県吉野に向かった。インターネットで調べると桜は満開、土日は渋滞緩和のために車の侵入禁止なので義母には無理、前夜来の雨で観光客は少しは少ないのではないか。以上の条件に最も適した今日、決行した。
 現地に着いたのは朝10時、まだ観光客も少なく、中千本から、上千本、奥千本と車で周遊することができ、中千本の駐車場も空いていて散策もでき、見渡す限りの桜で谷を埋め尽くし、全山さながら花の雲に包まれた1300年の歴史が育てた絶景に堪能した。
 「一目千本をみたから、もう10年長生きできる」という84歳の義母の感謝の言葉に、複雑な気持ち(;_;) 。

 吉野山の桜も見事だったが、帰りに立ち寄った「又兵衛桜」の感動はまたひとしおだった。樹齢300年、大阪夏の陣で戦いに敗れ、この大宇陀の地で僧侶になったという後藤又兵衛に由来するという。この1本のしだれ桜のために数万人が訪れるという一幅の名画そのものである。

●4月13日(日)久しぶりに穏やかな春の三八朝市。「ひでレポ」配りに徹した。出店が少なくなってきたのはお店の後継者がいなくなってきていることの証明でもあるが、朝市に出かけてくる人たちも、高齢化が進んでいる。旭小学校区や東田小学校区のこの地域は市内でも最も高齢化の進んでいる地域であることを再認識させられた。

 それだけに、後期高齢者医療制度には関心が高く、「新しい医療制度のご質問に答えます」と模造紙に書いて張り出していたら、様々な意見が寄せられた。
 「保険証が送られてこなかったのか、どこかへなくしてしまったのか手元にないんだけど」。
 「新しい保険証をよくみると、有効期限が平成20年7月31日になってるんだけど、この医療保険制度は死ぬまで使うのではないですか」。
 「67歳の妹が後期高齢者医療被保険証が送られてきて、75歳以上の人が対象なのにといって怒っている。こんな間違いがあるのですか」など、一つ一つに丁寧に答えてあげると、だんだん顔が明るくなってきた。
 「年寄りは早く死ねということか」などと盛んにマスコミが論評しているのに踊らされて、そのままの言葉でくってかかるお年寄りが多いことも思い知らされた。

●4月12日(土)「ひであきレポート」NO76やっと完成。明日からまた「ひでレポ」小脇に黙々と配りながら市民の中へ。

●4月11日(金)東三河懇話会など主催の「神戸港&こうべバイオガス視察会」に参加。平成16年のスーパー中枢港湾の指定を受け、国際競争力強化を図る取組みで躍進する神戸港のさまを海上からしかと見届けた。ガントリークレーンは50基以上、取り扱いコンテナは247万個という規模には圧倒された。
 また、神戸市では下水汚泥を発酵させてできるメタンガスで市バスを走らせる実験中で、大きなガスタンクとあわせプラントも完成し、現在では7台の市バスに供給している。エネルギー版地産地消ともいえる「こうべバイオガス」のマークをつけて走る黒鉛ゼロの車が神戸の町に増える日は近い。5月下旬のG8環境相会議に大きなPR効果をもたらすだろう。

●4月10日(木)地元紙がまた5月の豊橋市議会の役員改選についての予想記事を書いている。まだ、何も話し合われていないのに・・・。

●4月9日(水)午後3時からの福田・小沢コンビによる2回目の党首討論を、公園の駐車場に車を止めて、ラジオで聴いた。
 「民主党の結論がなかなか出ないので困っている。誰と話せばいいのか教えてくれ」と迫る福田康夫首相に対し、小沢一郎民主党代表は素知らぬ顔を決め込む。その中で小沢党首がいみじくも述べた「以前のように与党が衆参両院で絶対多数を持っている状況は違う。昨年7月の参院選でどういう事態が生じたのかという認識がなさすぎる」という言葉を自公政権はしかと踏まえるべきだと思った。

●4月8日(火)雨模様の一日。市民相談や訪問活動に終始した。

 今日の地元紙は「言えるか『佐原氏ノー」』と大見出しで今秋の市長選記事を載せている。曰く「25年前に豊橋出身のキャリア官僚−神戸氏を青木市長の後継のふくみを持たせて豊橋市助役として迎えたが、当時県会議長だった高橋市長の時代になり、神戸氏は東京へ帰った。今回も豊橋出身の国土交通省の佐原氏を擁立して動き出したのに、県議会副議長の小久保氏が立候補宣言して自民系は分裂して市長選に臨もうとしていることを危惧しての主張である。
 地元紙といえども、社会の公器としての新聞としてのあるべき姿からは、信じられない時代錯誤的な主張ではないか!

●4月7日(月)夜、安城市で高木陽介広報局長を迎えて「政治学習会」。時が時だけに、春の嵐のような雨の中を多くの方が参加された。

 事ここに至った経過については歯切れ良く説明されたし、冬柴大臣に対しては叱咤しながら、福田首相に対しては全力でバックアップしながら頑張っているということは理解でたが、踏み込んだ内容−この政治状況を公明党はどう打破していくのかという具体策についてはほとんど触れらなかった。
 政治は現実であり、具体的でなければならない。公明党が暫定税率の再議決に加わるのか、加わらないのか。加わる場合の理論武装をどうするのか、加わらなかった場合の歳入欠陥をどうするのか。この部分が欠けていては、雨の中を集まった人たちが消化不良のまま帰ることになったのではないか。

●4月6日(日)晴れ渡った日曜日。ガソリンも下がったからであろうか、観光地はどこも行楽客で大混雑。名古屋へ行く途中に立ち寄った刈谷ハイウェイオアシスでも、隣接する岩ヶ池公園に新たに遊園地ゾーンが完成し、オープンセレモニーが行われていて大混雑。「道の駅」が時代と共に大きく進化しているさまを見せつけられた。

●4月5日(土)国会が動かない。与党側は、暫定税率を維持することが国民生活のためになるといい、民主党などは、暫定税率を廃止することこそ国民の生活を守ることになると向き合っている。
 同じ国民のためと言いながら、意味するところは正反対。どちらも自分の主張を譲らず、いたずらに対立ばかりが続く状態。混沌としたこの状況を打破するのは、「政治は何のため」という原点に今一度立ち返らなければ、国益を毀損するばかりである。これは政治の怠慢であり、政治の漂流である。

●4月4日(金)地元の小学校の入学式に出席。今年の新一年生は21人、担任の先生と共に胸を張って入場してくる子どもたちの瞳は輝いていた。
 校長先生は「しっかりあいさつしましょう。自分の命を大事にしましょう。友達をつくりましょう」と笑顔で話しかけると、一つ一つに元気に答える子どもたち。学校と、地域と、家庭の連携でいつまでも子供たちの目が澄んだままであることに、自分も頑張ろうと決意新たにしていただいた。

●4月3日(木)三八朝市で「ひでレポ」配りながら、買い物に来られた近隣の方々と井戸端政治談議。この時間が一番元気が出る、この時間が一番市会議員であることの手ごたえがある。この朝市で市民の皆さんに磨いていただいた、人間を・・。

 「おかあさんは どこでもふわふわ ほっぺはぷにょぷにょ ふくらはぎはぽよぽよ ふとももは ぽよん うでは もちもち」。小学校2年のときにお母さんのことをこういって讃えた少年が2年後に、そのお母さんによって首を絞められた。青森県八戸で起った事件に目を閉じる。

●4月2日(水)前日の記者会見で早川市長は「今年度の道路関係予算の市単独事業のうち地方道路譲与税など暫定税率分、13億円の事業が凍結。執行できない。行財政執行に影響が大きく早く着地点を決めてもらいたい」と懸念を示したと報道されている。
 夜、定例の地区委員会。月末からの暫定税率の時間切れについては、そのしわ寄せが市民生活に及ぶことに危惧感を抱く発言が相次いだが、予想以上に冷静に受け止められていることに安堵。

●4月1日(火)市役所から見下ろす豊橋公園は、満開の桜と芽吹く新緑でさわやかな景観。家族連れや友人同士で桜見する光景がほほえましい。新年度が始まり、議会事務局も新事務局長や庶務課長はじめ、新入職員も加わりフレッシュな様相。
 議員控室では今まで無所属であった二人の市議会議員が自民党豊橋市議団に4月1日付けで移動し、慌しく引越し作業。自分は公明新聞の情報整理に集中。

●3月31日(月)遂に年度末。焦点のガソリン税などの暫定税率は期限切れ。政府は自民党、公明党が列記した「地方自治を預かる皆様へ」という文章で「責任ある政権政党としての我が党を何卒信頼していただき、このような異時異例の事態に協力して対処していただきたくお願い申し上げます」として、「歳入法案の空白期間を最小限に抑えるべく、暫定税率維持に万全を期すこと」と訴えている。
 要は4月末には再可決して元に戻すということ。果たして世論の支持は得られるだろうか。明日からの値下げを待っている国民の大多数の真意は、道路財源が失われたり、地方財政に歳入欠陥がでることとは切り離してとにかくガソリンが安くなる時を待っているのであり、そこに民意があるとするなら、この現実を見誤ると政権の命取りになりかねない。

 政局は4月パニックに向かう。


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