★月間レポート★「ひであき」の動き 議会の動き

07年10月 黄金色の風の中を
●10月31日(水)今日から二泊三日で環境経済委員会の視察。第一日は東京を経由し岩手県花巻市へ着いたのは午後1時過ぎ。市役所で「産業振興支援について」レクチャーをいただいた。人口10万5千人。市域面積908.3kuのうち62%は山林原野であり、財政力指数は0.42、有効求人倍率0.6〜0.7という厳しい産業環境のなかで、35社の企業誘致をしながら内発型振興策を展開してきた。
 そのポイントは「花巻市起業化支援センター」。これは入居型インキュベート施設であり、研究室8室と貸工場13棟を5年を目途にレンタルできる。そして、それらベンチャーに選任のコーディネータを配置し、地域企業支援体制をとっているのが特徴的。

 夕方、仙台市に戻り、仙台駅近くの「仙台市情報・産業プラザ」を視察。政令指定都市らしい地域の産業と情報化の支援・交流拠点であった。

●10月30日(火)午前中、市民相談や病気見舞いで走り回り、午後は企業回りで多忙な一日。

●10月29日(月)午後からの衆院テロ防止特別委員会で証人喚問が行われた。出廷した防衛省の守屋前事務次官は防衛専門商社の元専務からあきれるほどのゴルフ漬け接待を受けていたことを認め、併せて防衛装備品調達に関しては便宜を図ったことはないと全面的に否定。焦点であった海上自衛隊の米補給艦への給油量の誤りを隠ぺいした問題についても「覚えていない」を連発。
 予想されたことであったが、疑いは深まったが、真相解明は日暮れて道遠し。

●10月28日(日)さわやかな秋風の中で「三八朝市」で「ひでレポ」を配り、団地やスーパーの前など6ヶ所で街頭演説に徹した。黙々と次の勝利を目指して「公明党の生活者の政治」を訴えた。

●10月27日(土)今日から日本シリーズ。日本ハムと中日ドラゴンズが札幌であいまみえて始まった。しなるような若武者ダルビッシュ投手と、ベテラン川上の投手戦であったが、4番セギノールの一発に泣いた中日が緒戦を落とした。プロとプロの、エースとエースのぶつかりあい。見応えのあった男たちの戦い。

●10月26日(金)夜、法律相談に参加した支持者から、弁護士の説明では理解できないのでと、相談を受け、遅くまで喫茶店で対応した。相談者はどこまでも自分の有利に物事が展開しないと納得しない。疲れる2時間にぐったり。

●10月25日(木)海上自衛隊補給間の給油量訂正問題は意図的隠ぺいと思われても仕方がない弛みがひどい。また血液製剤の投与でC型肝炎ウィルスに感染したかもしれない患者を特定できる情報を入手しながら放置してきた厚生労働省の責任は重い。
 安倍政権崩壊のつまづきの元となった問題処理能力が、福田政権でも厳しい実態を突きつけられて問われている。命取りになりかねない由々しき政局である。

●10月24日(水)夜、定例の党員会。新規登録していただいた新党員さんも迎えて行った。
 先週末のドキュメント番組「医療崩壊」をビデオでみて、「医師不足」問題について政治学習した。党員さんからは「後期高齢者保険や70歳から74歳の医療費負担増問題が凍結に向け協議されているが、一時的な凍結や緩和策では困る」等の意見が寄せられた。

●10月23日(火)久しぶりの三八朝市が雨のため、買い物客も少なく「三八レポ」を用意したがかたすかし。

●10月22日(月)午前10時から市議団打ち合わせ。東京で問題になってきている選挙カーのガソリン問題など、議員としてあるべき姿を話し合った。

●10月21日(日)豊橋まつり二日目。「議会見学ツアー」も結局、二日間で1000人近い来場者があって、それなりの目的を達したのでないか。
 中心部では「ええじゃないかコンテスト」などの多彩なイベントが行われ、50万人近くの人出だったとか。

●10月20日(土)今年一番の冷え込みながら今日から第53回豊橋まつり。実に50回目を迎える「造形パラダイス」も盛況。

 また昨年から始まった「議場見学ツアー」。豊橋まつりで市役所近くに来られる多くの市民のみなさんに、市議会議場や議長室などを案内し、少しでも市議会を身近に、親しめる存在になってもらおうとする企画。午後からはその担当で、約3時間で300人近くの市民のみなさんを、担当した環境経済委員会所属の議員が7.8人のかたまりごとに案内した。
 「初めて議場に来ることができました」「40人という市議会議員の数は多くないですか」などの感想や質問も寄せられた。

 夜は「ええじゃないか市民総おどり」。昨年、一昨年と雨にたたられて中止になったことから、3年ぶりの市民総踊りに、多くの市民が参加した。

 プロ野球セリーグのクライマックスシリーズ第二ステージで中日が3連勝で巨人を下し日本シリーズの切符を手に入れた。「シーズン優勝ができなかった悔しさをバネにして、一人一人が戦ってくれた」とインタビューに答える落合監督の目は潤んでいた。

●10月19日(金)午後から「第14回丸山薫賞」贈呈式が市内のホテルで開かれた。今回の受賞は新藤涼子氏の「薔薇色のカモメ」。
 「熱海の海しか見えないところで二十年を過ごし、その間に詩をまとめたものが『薔薇色のカモメ』でした。私の部屋から見える海は、いのちを終えたものみな、蘇ってくると信じたくなるほど美しいのです」と受賞の挨拶をされた新藤女史。75歳のオーラ一杯のステキな女性だった。

 夜は、商工会議所で豊橋まつり前夜祭。

●10月18日(木)午前10時から環境経済委員会。
 議題は「廃棄物対策について」。前夜、なかなかまとまらず朝3時までかかって用意した質問。廃棄物の抑制も、リサイクル率の向上も、埋立量の減量も目標値に程遠い「530のまち-豊橋の廃棄物行政」をとりあげようとしたが、何か「ごみ有料化反対」のための質疑になってしまった。まだまだ議会人としての己が未熟さを思い知らされた委員会であった。

●10月17日(水)ボクシング一家として関心を集めてきた亀田家の父親と兄弟2人に、厳しい処分が下された。ボクシングは、人が一対一で殴り合うスポーツだ。それだけに、スポーツとして練り上げてきた懸命な関係者の努力とルール作りが確立されてきて、単なる殴り合いとは明確な一線をひく歴史を積み重ねてきたはずである。
 その点でボクシングというスポーツを冒涜した亀田父子の責任は重い。しかし、また彼らの暴走を許し、あおったものにも目を向ける必要があるのではないだろうか。相撲界に続いて、ボクシング会もこのゆがみを克服できるのか。

●10月16日(火)夕方、兵庫県加古川市で小学2年の女子が、自宅玄関前で刺され、病院に搬送されたが死亡が確認されたというニュースが流れた。
 両親が離婚し、母の実家で姉妹と仲良く元気に遊んでいたといういたいけな女子が、虫けらのように殺されるというむごい現実に愕然とする。この国は病んでいないか。

●10月15日(月)昨日、投・開票が行われた蒲郡市長選挙は、現職の金原久雄氏が、3選を果たした。投票率は55.6%。これで、9月30日に行われた豊川市長選では元市議長・山脇実氏が、現職の中野市長をを破り、初当選と次の東三河の首長が決まってきて、来秋の豊橋市長選挙が最大の関心事となってくることになる。

●10月14日(日)昨日から、地元の祭礼で高齢者や子ども達に校区市民館前でテントを張って、団子やぜんざいなどを町内の人に振る舞うために、町内の役員さんたちが終日、奮闘していただいた。夕方は後片付けに参加して、労をねぎらった。

●10月13日(土)伊勢の名物、「赤福餅」が製造日の表示で日本農林規格(JAS)法の関係で窮地に追い込まれている。解凍して、品質などを確認して、その日を製造日としてシールを張替え出荷していたと言う。
 これに対して、「食品衛生法」を施行する三重県保健所は「解凍日を製造日にすることに問題なし」としてきた経過があり、製菓業界では「解凍日を製造年月日とするのが当たり前で業界の常識なのだ」という。「今の冷凍技術がもっとすすんでいるのに食品行政が遅れているのだ」という指摘もある。

 判断は難しいが、行政も、政治も、時代の変化に対応できていないのではないかと思う。それにしても、クリスマス前に大量に作られるケーキの製造日はどうなっているのだろうか。

●10月12日(金)久しぶりのさわやかな秋空が広がる中で、市民相談や訪問活動に徹した。

●10月11日(木)昨日、豊橋市民オンブズマン代表の市議が、4年前の市議選の際のポスター作成費公費負担問題で、公明市議6人が名古屋市内の印刷会社に発注した作成費用に違法な支出があったとして、豊橋市長に対して、返金を求めるよう名古屋地方裁判所に提訴した。
 これは先月、監査請求を行ったが、却下されたのを受け、住民訴訟に切り替えたもの。

 市監査委員が却下したのは、監査の対象は一年以内におきた事象に対してである。また、印刷会社が添付した費用明細書は、4年前には選挙管理委員会からの記載についての指定がなかったことにより、印刷会社の判断で費用を分類して請求したものであり、今春の費用明細は選管の指定した費用内訳に基づいて、提出したものであり、「記載に誤り=水増し請求がある」とし、訴訟に踏み込む考え方が理解できない。

●10月10日(水)夜、党員登録会場で、党員さんたちと話し合い。「よく読み、よく動き、よく語ろう」と時間をかけて、日常の党員活動について種々懇談。

●10月9日(火)午前中は市議団の打ち合わせ。午後は福祉教育委員会。「西部地域福祉センター」と「北部給食センターのPFI導入」について。

 国会では、今日から注目の予算委員会が始まった。夕方からの民主党委員のインド洋沖での給油活動や年金問題についての質疑は、与野党の真剣な、中味のある政策論議で聞き応えがあった。

●10月8日(月)低気圧の関係で雨模様の体育の日。農業関係者に誘われて、碧南市の「あおいパーク」へ。
 休日でもあり、多くの来園者でにぎわっていた。ここは地元で採れた新鮮な野菜の産直市や「体験農園」などがあり、さつまいもや里芋を家族で掘って、歓声が上がっていた。「農業都市−豊橋にもこれくらいの施設があってもいいのでは」と痛感した。

●10月7日(日)夜、テレビで「みゅーじん 密着・南こうせつが歌う理由」を観た。
 老人ホームのお年寄りや、中越沖地震の被災者に歌を通じて元気になってもらおうと、慰問コンサートを続ける南こうせつの生き様。「うがった見方があって、誤解される場合もあるが、歌わなければ何も始まらない。そして、歌うことにより心が通い合い、理解し合える」と。柏崎の被災地の体育館で、数人のお年寄りの前で歌う「神田川」のメロディーが流れるシーンは印象的。

●10月6日(土)午後から公明新聞中心に新聞情報整理。改めて安倍首相の突然の辞意、福田政権の誕生へ、「まさか」の歯車が次々に回っていく様を新聞情報で確認した。まさに「視界ゼロの日本の政治」である。

●10月5日(金)先週の豊川市長選や、今週末からの蒲郡市長選、そして来秋の豊橋市長選などこの地域の政治動向をマスコミ関係者と意見交換。近づく衆院選にも。

●10月4日(木)国会は午後から公明党太田代表の代表質問。衆参のねじれ現象のなかで、民主党が「国民の目線から」次々と法案を提出して、自民党との攻防が、特に話し合いのなかで行われていくとするなら、公明党の存在意義はどのように発揮されるのであろうか。そんな思いと期待で「生活者重視の政策に総力」を主張する太田代表の質問を聞いていた。

●10月3日(水)国会論戦始まる。小泉、安倍と続いた国会の風景が、福田首相の時代になって変わってきたのは、衆参のねじれがもたらした真剣な政策論議が始まるのではないかと言う期待感でもある。

 夜は、党地区委員会。遠くない時期に衆院選が行われることは必定であり、党員として何をしなければならないかを忌憚なく話し合った。

●10月2日(火)夕方から、市役所の部課長組織「木曜会」と市議会野球部との定例懇親野球大会。市長や議長、二人の副市長もやる気で集まって、心地よい風が吹き、絶好のナイター日和の中で、試合は白熱。6回を戦いきって9対9の同点で引き分けとなった。特に一人で投げ抜いてくれた杉浦投手をはじめ、一期生議員諸氏が、頑張ってくれた。

 終了後の反省会は、大いに盛り上がり、ビールがうまかった。

●10月1日(月)午前10時から市議団打ち合わせ。今後の海外視察や、行政視察、政務調査費のあり方など協議。


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