★月間レポート★「ひであき」の動き 議会の動き

07年9月 秋風の中を
●9月30日(日)黙々と市民相談や、訪問活動に徹した一日。

●9月29日(土)やっと、朝夕の気温が初秋の風情となってきた。地球温暖化、異常気象、地震、そして政界瓦解・・・。暑かった夏が終わる。

●9月28日(金)環境経済委員会各派、都市機能調査特別委員会正副委員長打ち合わせなど、定例議会閉会中の常任委員会や特別委員会について協議。
 夜、中日ドラゴンズは甲子園球場で阪神と対戦。2対1で負け、優勝マジックは消えて、逆に巨人にマジック2。中日の優勝は絶望的。勝てそうで勝てない、今シーズンの中日を象徴しているようなストレスの溜まる試合。

●9月27日(木)かってはビルマと呼ばれていた国−ミャンマーで反政府デモへの武力弾圧を強化する軍事政権が僧院を襲い、僧侶を大量拘束したり、非情で容赦ない弾圧を前に、憤りを感じながらも恐怖におびえる市民の姿がニュースで流れる。そして、APF通信社の契約記者、長井健司氏が治安部隊に銃撃されて映像が流されてくる。
 徹底弾圧のために銃を向ける軍隊も、民主化を求め立ち上がった市民も、その眼は無表情なのが恐い。

●9月26日(水)夜、定例の党員会。NHKスペッシャルで放映された「コムスン・ショック」から訪問介護の実態について学んだ。

●9月25日(火)国会が再会、福田康夫新総裁は、党三役人事や公明党との連立合意の上、国会で第91代、58人目の首相に指名されて、福田内閣を発足させた。首班指名に至るまでの手続きにかなりの時間を要したように、参院選惨敗で生じた衆参ねじれの構図の中で、福田首相が掲げる「着実かつ強力な政策の実行」の前に立ちはだかる壁は、極めて厚く、高い。

●9月24日(月)名古屋で公明新聞推進長会。会合の中で荒木県代表(参議院議員)が、同時刻に党本部では自公政権協議が行われていると紹介しながら、懸案となっている「テロ特措法」について、端的に説明があった。

 「遠く離れたインド洋では、日本の海上自衛隊がアメリカ、イギリス、パキスタン軍などへの燃料補給活動を展開している。2001年にできたこの法律は、同年アメリカで起きた9.11同時多発テロを受け、アル・カイダなどの国際テロ組織や、それを擁護するアフガニスタン・タリバン政権への攻撃を通じて世界の平和と安全に貢献するために日本国がとる行動を定めた法律。
 この法律に基づき、海上自衛隊の護衛・補給艦をインド洋に派遣。これまで、11カ国の艦船に700回以上の給油活動を行ってきました。特にパキスタンは回教徒の国であり、キリスト教のアメリカ・イギリスからの給油は受けつけない実態があり、日本の果たす役割はその面からも重要である・・・・」。

 こうした問題に、公明党議員としてきちんと説明できるまでの情報の整理が必要であることを痛感した。

●9月23日(日)自民党総裁選挙が行われ、福田康夫氏の大勝に終わった。週明けには新首相に就任する予定。53歳の安倍氏から71歳の福田氏へ、理念突出型から手堅い調整型へと、日本のリーダーが変わる。

 また、福田氏の大勝は当然視されていたが、対抗馬となった麻生氏の全体の4割近い得票は、予想を上回る善戦と言っていい。
 いずれにしても「政治に対する信頼」を不退転の決意で回復してもらわなければならない。衆院選までの残された時間は少ないはずである。

●9月22日(土)一般紙が豊橋市議選のポスター制作費の住民監査請求した市民オンブズマンの請求人457人のうち、監査委員事務局が住民票と照合し、不照合で削除したのが34人、押印がないなどの向こうが8人で残る415人が監査請求人となったが、今度は20人近くが身に覚えがないなどと苦情が寄せられている事が報じられている。
 併せて、公明党豊橋市議団6人が作成したポスター費の内訳のうち材料代が4年前と比べて不合理があるので、印刷会社に返還させるべきだと言う住民監査請求もなされたことも報じられている。このことは、4年前の明細書は委託した印刷会社のフォームで作成し、今回分は選挙管理委員会が指定したフォームで作成するに当たり、費用の仕分け上の問題であると印刷会社からは説明を受けているので特に問題にしないが、市民オンブズマンというのは一体、何なのだろう。

●9月21日(金)毎週金曜日の朝7時から、議員野球部の練習を行い、いい汗をかいているが、腰痛が十分直らないままに、キャッチボールをしたのが運の尽き、再びキャッと痛みが走るようになり、憂鬱。近くの接骨医に治療に行くが、ビックリするほどの患者に高齢社会の現実をみた思い。

●9月20日(木)今日の一般紙や公明新聞は「改革の痛みに配慮必要」として、来年4月からの高齢者医療費の負担軽減や、地方間の財政格差是正問題にも踏み込んだ政権協議をしていくと、北側幹事長の記者会見の内容が大きく報道されている。
 自民、民主の衆参の政権ねじれ現象の中で、埋没しかねない公明党の存在感を強調するために、新総裁選出直後の政権協議に”次の一手”を明確にしようとする狙いがあるのだろうが、大きな政策変更という印象を国民に与えかねない。
 「改革の痛みに配慮する」ために公明党が政権に参画し、否、公明党が政権に参画している事への国民の最大の期待はこの一点にあるはず。参院選の結果を真摯に受けての発表には理解できるが、政党不信を招かないか。もっとも、政権協議の現場は地方議員にはわからない壮絶な戦いなのだろうが。

●9月19日(水)午前中、久しぶりに書斎回りを整理し、すっきり。

●9月18日(火)9月定例本会議最終日。補正予算や企業会計の決算認定などを採択し、閉会。

●9月17日(月)朝早く、南アルプスの雄大なパノラマを望むビューポイントで、名古屋から来たという大工の棟梁と、陽が差すのを待った。そして、雲間から満々と光を溜め込んだ旭日が、下栗郷を照らす。それはまたほんの少しの時間で、再び山はガスに包まれ、神秘的な水墨の世界。

 帰りに飯田市へ回り、今春開館した「川本喜八郎人形美術館」へ。飯田市の「人形劇のまちプロジェクト」の象徴的な事業で人形美術家-川本喜八郎氏から飯田市に寄贈された人形たちを展示する美術館。
 約200体 展示されていた人形のうち約半数が、かってNHKで放映された「三国志」の人形で親しみやすかった。人形劇のまち-飯田がまたひとつ輝きを増していた。

●9月16日(日)「一度ぜひおいでよ」と誘われていた南信州の遠山郷へ。
 長野県の最南端、南信濃・上村地方の山深い谷を通り抜けて、神様の湯治場の伝説がある秘境の谷に湧いた天然温泉「かぐらの湯」、そして日本のチロルと言われ、日本の原風景が残る下栗の里へ。傾斜角度30度の急斜面に張り付くように民家があり、そば畑がある。登りきった上平公園にあるのが「ロッジ下栗の里」。
 その隣にある五軒の田舎屋。その一軒を知人が借りていて、そこに宿泊。折りからの天候不順で天空の星を見ることはできなかったが、バーベキューとビールで大いに語り合った。

●9月15日(土)午前中、近くの青陵中学校の体育大会へ。第60回の今回のテーマは「感動への挑戦」。若い息吹に元気を一杯もらってきた。

●9月14日(金)夜、訪問活動から帰ってきて、プロ野球の阪神×中日戦を観た。
 5対5の同点から、9回表にランナー2,3塁で4番ウッズ。11球続けてストレートで勝負した阪神の抑えの切り札-藤川。「連続ストレートで挑んできた投手はいなかった。それが嬉しかった」とインタビューでウッズが応えているように、迫真の勝負。そして、センター前に弾き返したウッズ。打たれた藤川も流れる汗と笑顔・・・。男と男の逃げない、真っ向勝負に堪能した。アスリートたちの勝負は美しい。

●9月13日(木)前日の阿部首相の退陣発表から一日、夕方から流れは一気に福田元官房長官へ。自民党のほとんどの派閥が勝ち馬に乗ろうと収れんされていく。難問山積の状況の中で、この国をどうするという論争はともかくビジョンも示さないまま、決まっていく。国民を置き去りにしたまま・・・。

●9月12日(水)決算委員会が午後2時前に終わって、市議団控室で国会の代表質問を見ようとテレビのスイッチを入れた途端に飛び込んできたのは「安倍首相辞任表明」という「ま、ま、まさか」のニュース。
 「政治とは情熱と判断力を駆使し、ジワッジワッと固い岩に穴を開けていく作業である」ならば、途中で放り出す「お坊ちゃんのわがまま」にしか思えない。
 「政治家は退陣するときが一番大事だ」とするなら、これは醜態であり、最低の政治家というより、最低の人間である。荷った重荷、厳しい環境、それらに果敢に立ち向かうのが、貴方のいう「再チャレンジ」ではないのか!

●9月11日(火)今日から企業会計決算委員会。委員でない私は傍聴。一期生の若手の議員たちがもっと突っ込んだ質疑を期待したが・・・。今のうちに大いに恥をかいてでも、一歩も、二歩も前へ進んで欲しい。地方議会が変わらなければ、地方分権は変わらないのだから。

●9月10日(月)朝、定期バスで豊橋に戻り、予算委員会へ。市民協働推進基金と授産施設の就労支援補助金について質疑。

●9月9日(日)夕方から、渥美半島先端の伊良湖岬のホテルで「コマツ中部社友会」の総会と懇親会に出席。コマツOBの皆さんが70余名、全国各地から元気に集われた。
 コマツ時代にお世話になった先輩諸氏が初参加の自分を暖かく迎えてくださった。「元気にやってるかい」「活躍してるのを楽しみにHPで見てるよ」「公明党も大変だけど。日本の将来の鍵を握っている。頑張れ!」など、かけてくださる言葉が嬉しかった。

 総会では本社からの来賓、前社長の坂根会長のあいさつの中で日経が発表した多角的企業評価システム「PRISM(プリズム)」の2006年度ランキングで連結営業利益が過去3年で5倍強という高い成長力が評価され、トヨタ、キャノンを抜いて初の首位となった、グローバル企業ーコマツの底力について話があった。
 25年前には単年度決算で▲780億円という冬の時代に、子会社を統合し、3000人の希望退職を募り、新しい戦略を有言実行で取り組んできて、今や売上2.2兆円、純利益は15%の330億円(来期決算予想)に至る経過が淡々と話された。そのポイントは雇用が保証されない社員たちの緊張感であったとも。「政治の場でも公務員改革がなかなか進まないのは、雇用が保証されているという危機感の欠如ではないだろうか」との発言に納得。

 懇親会の後も、ロビーや部屋で懐かしい人達との会話は弾んだ。この人達に鍛えられ、この人達に教えられたのだと感謝の思い一杯の夜だった。

●9月8日(土)蒸し暑い一日。三八朝市で「ひでレポ」を配り、午後からは公明新聞を中心に情報整理。

●9月7日(金)午前は建設消防委員会。昼、定例の「東愛知サロン」に出席。講師はフジテレビ報道局解説委員の黒岩祐次氏ー毎日曜日「報道2001」のキャスター。

 熊本黒川温泉の再生の経過を通じて、「地方の活性化に何が必要なのか」を、「地域の魅力は新幹線でも高速道でもない、その地域をひきつけるマグネットのようなその地域にしかない磁力である」と持論の「マグネット論」を歯切れ良く展開。あっというまの一時間であった。
 特に「若者、よそ者、ばか者がキーワード」「顔色が変わって、初めて危機感は本物になり、その時こそ再生のチャンス」など説得力があった。
 またニュースキャスターとしての視点から参院選ー自民党の惨敗の要因を年金問題や政治家とカネの問題を「隠そうとしたり、逃げようとして責任転嫁した言動が、手がつけられないくらいの危機を招いている」と指摘。危機管理能力の欠如としてまとめられたが納得。

 帰り際に購入した書籍にサインをいただいている時に「これからの公明党をどうみておられますか」と黒岩氏に話しかけたら、「次の手をいろいろ考えておられますよ、太田代表は」ときっぱり。

●9月6日(木)午前は環境経済委員会に委員として出席、午後は福祉教育委員会傍聴。終了後、病院事業や上下水道事業の企業会計について勉強会。

●9月5日(水)一般質問三日目。最後の8番目に登壇。参院選であぶりだされた地域格差問題や改革の痛み、地域活性化問題を聞くために取り組んだが、60分という時間制限の中で、総花的になった感はぬぐえないが、自分としてはほぼ満足。しっかり勉強して、また次回に備えよう。

 借入金問題、鴨下環境相「記載ミス」、上川少子化相が貸付金記載漏れ、資産等報告書を訂正・・、このままでは国会召集前に政治家とカネの問題で政治は立ち往生の感。

 夜は党の地区委員会。党員登録や月末の党員会のあり方について協議。特に青年党員のあり方は重要課題。

●9月4日(火)一般質問二日目。市民病院と東三河医療圏問題、食育教育、後期高齢者医療制度、表浜海岸に設置予定の風力発電設置など当面する諸課題が取り上げられた。

 午後、参議院選神奈川選挙区で当選した自民党の小林温議員が公職選挙法違反事件の責任を取り、議員辞職することになったとの情報。次点だった公明党の松あきら前参院議員が繰り上げ当選することになる。

●9月3日(月)定例9月議会一般質問始まる。子ども医療費無料制度の引き上げ、豊橋競輪の今後、特別支援教育、外国人児童生徒の不就学問題など、活発に質問が展開された。

 発足したばかりの第二次阿部内閣の遠藤武彦農相が、自らが組合長を務めていた農業共済組合が国から補助金を不正受給していた問題の責任をとって辞表を提出し、受理された。安倍政権の求心力は一段と低下。いつまで続くぬかるみぞ!

●9月2日(日)旭校区体育祭。町内対抗玉入れ合戦などに参加。たかが玉入れではあるが、なかなかうまく入らなく、悪戦苦闘。それでも午後からの決勝にまで残って、町内の人と汗だくで頑張った。
 また、来賓用テントの中に座っているのが苦手で、外に出て、住民のみなさんと大いに対話ができたのは何よりの収穫。

●9月1日(土)「防災の日」の1日、東海大地震を想定した豊橋市総合防災訓練が、明海町船渡ふ頭で行われた。消防、陸上自衛隊など関係機関64団体、1100人、車両約120台、ヘリコプター3機が参加。
 訓練は午前9時に静岡県駿河湾沖でマグニチュード8・0の東海大地震が発生し、豊橋市を震度6弱以上の揺れが襲った―との想定で行われた。
 会場では発生直後からの状況を3段階に分けて防災活動を展開。初期段階では、自主防災組織や民間企業などによる初期消火活動や応急救護活動が行われた。

 建物の下敷きになった人たちは、消防や陸上自衛隊が切削機械やクレーンなどを使って救出。バスに閉じ込められた乗客の救助も行われた。豊橋市民病院のDMATチームがヘリで到着し、重篤患者の緊急搬送も行った。

 午後からは、地元小学校で明日の校区体育祭の準備を手伝った。多くの人達とかいた汗は気持ちよかった。


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