1月15日、成人式での来賓行事をすませ、豊橋市役所に視察団メンバー12
名が集まり、公用バスで名古屋空港へ18:45発のデルタ航空機にて一路ポー
トランドへ、約9時間。さらにデルタ航空国内便で約5時間。ニューヨークの
ESSEX HOUSE HOTELに到着。思えばこの海外視察は昨年秋に予定されていまし
たが、豊橋での一連の不祥事で延期になり、結局今回の日程となり、当初予定さ
れていたカナダ方面は「寒すぎる」理由で変更、USA各都市を28日まで回る
ことになった。
ニューヨーク 港湾局 高齢者在宅介護
オーランド 先端技術関連 リゾート施設
アトランタ 総領事館 オリンピック開催跡地利用
ダラス 都市景観
デンバー 公園緑化 自然史博物館
ロサアンゼルス 都市景観
サンデェゴ 動物公園とテーマが決まっている。
さて、メビウスのノートパソコンをバッグにしのばせてやってきて、ホテルの一室でコンセントをつないでみたら、とにかくパソコンは動いた。当初からアメリカ国内は120Vということでメビウスは125Vまで対応ということで変圧器は不用と教えてもらっていた通りであった。部屋のモジュラージャックも日本と同型でカチッとはまった。所がであるアクセスポイントを設定するがこれが繋がらない。何遍やっても繋がらない。どうしたものか。アメリカからの海外視察報告をもくろんで持ってきたが、いかんせん、出発前の多忙さで準備不足。うまくいくかどうか、果たして日本に送ることができるかどうか。
ニューヨークセントラルパーク前のホテルの夜明けの中で
97/01/16(木) 07:05 伊藤 秀昭
日本の皆さんお元気ですか。こちらニューヨークからの議員レポートです。
「繋がらない」などと書きましたが、ダイヤルナンバーが違っていて何のことはない、
我が豊橋へのアクセス番号を正確に設定すれば繋がるではありませんか、
ニューヨークでFTPで自分のプロバイダーにアクセスできたのは感激です。
さてニューヨークでの最初の公式訪問はニューヨーク港湾局、世界貿易センタービル34階の
ニューヨーク・ニュージャージー・ポート・オーソリティ
バーバラ・K・オルトンさんの爽やかなレクチャーでテンポよく始まりました。
1億5000T、440億ドルの貨物扱い量はその規模において壮観です。
とてもとても我が豊橋港も扱い量とは比べものになりません。背後地に1700万人
のニューヨークとニュージャージの人口、そして7900万人のアメリカ東部の消費人口・・・
面積において日本の28倍、人口は日本の2倍というUSAの大空間は全てに比べものになりません。
それでも我が豊橋港が車の輸出入基地として存在が知られていたこと、そして
「豊橋港における車のダメージが極めて少ない」などと発言がでてくると感激。
この世界初のコンテナポートの情報通信や効率業務のシステムはハイレベル。
「さすが」という以外にありません。最近は自動車基地化していて日産、マツダ、ホンダ、
そしてトヨタと日本の車メーカーの躍進は相当です。そして、その品質管理、ハイレベルな
出荷体制は評価が高く、それがまた日米貿易摩擦の因になっているのでしょうか。
午後からはニューヨーク郊外のモーニングサイトハウス・アルツハイマー・プログラムを訪問。
アルツハイマー患者に絞ってケアしている様は、国は違えどもそこで働く人達の献身的なボランテ
ィア精神には心打たれます。50人から80人の同患者が家庭から通院してきて、バレンタインデー
のプレゼントを一生懸命作っていました。一人当たり平均145ドルの経費をニューヨーク州が負担
しているというこの中間施設。年老いた患者のそれでも元気な笑顔が印象的でした。
夕方、夕食前にニューヨークの町並みを一人で歩きました。もっとも息子に頼まれたNAIKIのシューズを求めて・・。
シンプルなそして看板の少ないニューヨークの中心街は冬本番の凍てつくような風の中で、車と人の群でギッシリ・・・・・。
1月17日(金)週末のニューヨークは車がいっぱい。何でもこちらでは週末が給料日とのこと。それに加えてニューヨーク市長が18日から10日間、消費者税を現行の 8、25%をとらない10日間にするということで、そのための商品下見に多くの市民がこのマンハッタン島にやってくるのだという。