HIDEAKI REPORT NO.59 2003/7

相変わらずのお役所仕事に”カツ”
元気な豊橋のために発想の転換を!

 ●今回の統一選で地方から国の政治の質を変えようとして「ローカルマニフェスト」が試行されたが認識を伺いたい。
(市長)ローカルマニフェストはイギリスの政治制度の中で確立されてきたものであり、日本では限界があるのでないか。いづれにしても検討課題である。

 ●地方行財政改革の柱である三位一体改革(国庫補助負担金と地方交付税、地方への税源委譲)をめぐって論議が沸騰している。市長の認識を伺いたい。
(市長)税源移譲を欠いた地方分権はなりたたない。国が本当に地方分権をやるのかという観点から注視している。

 ●三河港地域が「国際自動車特区」の認定を受けた。どのように地域経済活性化につながるのか。
(企画部長)官民一体となって民間ニーズを掘り起こしていきたい。コンテナ貨物が3倍、立地企業が18社、1400人の雇用創出が予測され、特定重要港湾に向け加速度がついた。

 ●総合文化学習センター、子ども関連施設、冬場のアイススケートリンクを兼ねた総合スポーツ公園プール棟などハード整備に伴い、これらを地域活性化につなげる具体策を明確にすべきである。
(助役)一定規模の公共事業に着手前評価の実施を行い、目標と責任を明確にしていきたい。

 ●まちの中で見かけるいわゆる相変わらずの「お役所仕事」−工事看板や体育施設貸し出しなどをもっと柔軟に対応できないか。
(助役)職員の意識改革が最も重要であり、懸命になって市民サービスに取り組む努力を継続していく。

 ●ビンカンボックスも設置して10年、530運動も30年を迎える。今までのごみ行政を総括し、530特区を申請し新しい530運動を志向すべきでないか。
(環境部長)大胆な提案であり、知恵を出し、総力をあげて経営センスを持ったごみ行政に対応していきたい。


      ●本会議で引用した「大判焼き一筋の人生」●

 今年3月31日、東田電停の交差点の角の大判焼きの店が45年間の歴史を閉じました。  多くの市民がその味に別れを惜しみ行列までできました。「おじさん 長い間ご苦労様でした。おいしい味は変わらなかったですね」そう申し上げて、大判焼き一筋の人生をたたえたつもりでしたが。叱られました。
 「わしはこの狭いところで毎日、毎日、一個一個大判焼きを焼きながら、どうしたらおいしい大判焼きになるかを考え、味を変えてきた」とおっしゃるのです。
 「継続は力なり」といいますが、「工夫を凝らし、努力を重ねる継続こそが力」なんだと教えられました。


地域サポート運動が実を結びました

     
車いすの人や障害者にも「花しょうぶ祭り」を!

    
賀茂園でバリアフリー整備が完了しました

  豊橋市賀茂しょうぶ園では今年も5月24日から6月15日まで「花しょうぶまつり」が行われ、約20万人の見物客で賑わいました。
 今年は、例年と違って車イスの障害者や足の不自由なお年寄りにとって楽しい「花しょうぶまつり」となりました。
 それは園内の散策路が自然色透水性の舗装整備が行われ、バリアフリー園となったことです。

 昨年2月、伊藤ひであきは、老人ホームで働く職員さんから、以下のようなメールを受け取りました。
 「毎年6月になると、私たち老人ホームは遠足をします。賀茂しょうぶ園まで、みんなで乗り合わせての楽しい行事です。車椅子の人も楽しみにしています。

 ところが、あでやかに咲くしょうぶの中を車椅子の人が後ろから職員に押
してもらいながら見学するのですが、車椅子でしょうぶ園を見て歩くには、しょうぶ園の道路はでこぼこで車椅子が動かなくなり、結局、駐車場から眺める事しかできません。
 なにとぜ、私たちの遠足が楽しいものになるように、しょうぶ園の中を車椅子で動けるように御配慮願えませんか」

 伊藤ひであきは、さっそく当局に働きかけると共に、3月定例議会の予算委員会でこのメールを紹介し「お年よりも楽しみにするこのしょうぶ園のバリアフリー対策を行うべきだ」と迫りました。

 同園のバリアフリー改修対策が予算2700万円で決まり、昨年秋から工事が始まり、今年の「花しょうぶまつり」に間に合うように工事が完了しました。

 「車イスでも身近にしょうぶの花を愛でることができ、こんな嬉しいことはありません」と市公園緑地課や、商業観光課に喜びの声が届いています。


昨年12月議会で提案した
「7分別」と「家庭ごみ分類早見表」がスタート

  昨年12月議会の一般質問で伊藤ひであきは「埋立て処分場のいらないごみ行政」を提案しました。

 これは杉山町で予定された次期処分場が頓挫したという背景からです。
 それで、埋め立てられている燃やせないごみの30%が金属類、布類が15%、レンガや陶器類が15%であることから、これらを埋め立てずにリサイクルしたら埋立て処分場は延命できることを提案しました。
 併せて多様な生活の中で分別に迷うごみも多く「分かりやすい分別表」を提案しました

 こうして7月から7分別が始まります。またそのために全戸に配布された「ごみガイドブック」に「五十音別家庭ごみの分類早見表」がつけられました。ご協力をお願いします。


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