HIDEAKI REPORT NO.57 2003/4

柔軟な発想で地方政治に活力を!

●私の視点

 長い間、企業の営業マンとして走りぬいてきた伊藤ひであきにとって市議会議員としての16年間、一貫して主張してきたのは「行政の原点に経営の視点を」でした。
 「行政サービス」を提供する自治体は、立派なサービス産業であるからこそ、最善のサービスを市民に提供できるよう努めることが使命のはずです。
 そして、人・モノ・金・情報を活用し行政サービスの提供や内部管理業務を可能な限り効率的に低コストで行うことは、税金を原資としている以上当然の事です。
 そして、平成12年度からは「普通会計決算バランスシート」が公表され、行政施策の質的な改善を図るために「行政評価システム」が導入されました。また職員の任用についても、意欲・能力・業績に応じた人事管理制度へ移行しつつあります。

 今、豊橋市の行政は目的・成果志向型の行政への転換が図られようとしています。

●私の行動原点

 16年間の伊藤ひであきの議員活動は「ひであきレポート」とともにありました。

  市民の皆さんの支持と負託を受けた議員として、議会活動や議員活動をどのように市民の皆さんにお伝えするか−そこから手作りの「ひであきレポート」が始まりました。
 この「ひであきレポート」を黙々と配り続けてきました。一軒一軒丁寧に、猛暑の中を汗だくになって、寒風の中を黙々と・・。三八の朝市で、東雲商店街で、そして恒例の年越し配布・・・。
 この作業を繰り返して、16年。配りながら私は「議員とは何か」を考え抜きます。そして、自らの使命と責任を命に刻むのです。

 「政治とは 情熱と判断力の二つを酷使しながら、堅い板に力を込めてじわっじわっと穴をくり抜いていく作業である」(マックスウェーバー「職業としての政治」より)
 これが私の行動原点です。

●地方政治に活力を
 小泉改革の行方は霧の中。立ちすくむ国を尻目に、市民発の柔軟な発想で役所の硬直性をしのぎ、地方が市民とともに先を走り、この国の政治を変える以外にない。
 地方自治は単に国からもらう資金で事業を配る「行政」ではない。税を納める住民の選択によって地域が進む方向を決める政治でもある。
 改革の主役は生活現場に根ざした市民であり、「街に政策あり、生活に政治あり」が基本である。

 37万の愛知県二番目の中核都市−豊橋は規模からも歴史からも、その可能性のローカルのまっただ中にあると思う。今世紀初の統一地方選挙はこうした市民との協働の試みが、「日本再生」の可能性を促す突破口にしなければならない。
 制度疲労が激しく立ちすくむ国を尻目に、市民発の柔らかな発想で、地方から日本を再生するために、地方政治には突っ込んだ議論が必要です。私はその先頭に立ちます。


地域活性化の新拠点に

桜ヶ岡跡地で新総合福祉センターの工事進む!

ご質問:桜ケ岡跡地(前畑町)で新総合福祉センターの工事が進んでいますが、どんな建物になるのですか? 

お答え豊橋の福祉の新しい総合拠点となります。
 昨年暮れには市民の皆さんからの応募で愛称も「あいトピア」に決まりました。
  地域の皆様が大いに利用できるように「ふれあい機能」を充実し、地域活性化の核になるように、伊藤ひであきは地域の一員として、また福祉教育委員会委員長の立場で取り組んでいます。 
 また一帯は身障会館、桜ケ岡公園と連携した福祉ゾーンとなります。
  年内には完成し、来年1月にはオープンします。ご期待ください。
 
■ 施設概要
 <<建設所在地>>豊橋市前畑町115番地
<<敷地面積>> 3551.02u 
<<構造および規模>>総事業費26億円 屋上緑化や駐車場への透水性アスファルトの採用、地下雨水貯留層や太陽光発電システムなど地球環境問題への配慮を行います。

 ■ 導入機能
 @総合福祉センター機能
 A障害者生活支援機能

 B福祉ふれあい機能 
(地下1階)障害者作業所、倉庫、娯楽室、和室、休憩室
ど (1階)社会福祉協議会、福祉人材バンク、福祉用具展示・体験コーナー、授産所作品展示・販売コーナー、介護支援センター、市民サロン、喫茶室など
(2階)ボランティアサロン(相談室、図書ビデオライブラリー)、障害者機能訓練室、言語訓練室など
(3階)ファミリーサポートセンター、料理実習室、児童室、多目的ホール、研修室など

 

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