第二問 質問趣旨
答弁にありました厚生省部長通知 ごみ処理施設構造指針の勉強もさせて頂き
ました。計画年間日平均処理量は計画目標年次における年間平均処理量の日量換
算値とし、計画1人1日平均排出量に計画収集人口を乗じて求めた量に、計画直
接搬入量を加算して求めた量とする。という方程式があって、その項目毎に明確
に決まりがある。そこから550トンがはじき出され、3号炉の150トンを引き算
して400トンとなってくる。それでこの数字で整備計画書が作成され、この1年
厚生省と詰めてきて、国県の補助内容も明確になり、今回の事業化予算となった。
すなわち、この数字、合わせて550トンは厚生省のごみ処理施設構造指針にかな
っている。適切な規模と認められた、間違いはない。ということ
それでも、リサイクル社会に向かうのに、循環型社会を作らなければならない
のに、少子化社会に向かっていくのに、「なぜ現在よりも150トンも増やす事に
なるのか」という素朴な疑問は残る。本当にごみは減らせないのか。リサイクル
で減らせないのか。
市民団体の「横浜ごみを考える連絡会」では、市のごみを100%リサイクル
するプランを作り上げた。
東京都東村山市では市と市民が同じテーブルについて、ごみを燃やさない、埋
めない方法を話し合っている。
アサヒビールは今年中に9つの全工場で「ごみゼロ」を達成する。こういう動
きが一杯ある。
市民と共に、それこそ市民の参加から、協働で豊橋市内の隅々で「ゴミ減量」
をテーマに様々なグループにモデル的に取り組んでもらったらどうか。特に実際
にゴミを出すのはほとんどが女性です。それにダイオキシンなどによってからだ
が犯されれば、女性の「リプロダクティブ・ヘルス・ライツ」――生殖に関する
健康を保つ権利が侵されます。女性にとって、環境問題は本能的に切実なんです。
それで、例えば全国的に行われているように、市営団地には大型生ゴミ処理機を
置いて、堆肥を作る実験を始める。また、市民一人一人から行動してもらうテー
マを決めてもらう。今日は買い物袋を持って買い物に行く日。今月はビールを買
う時はビンビールを買い、酒屋さんにビンを返しに行く月、というように具体的
PR活動はどうだろうか。
それで提案、
(1)ごみ減量モデル事業の積極的推進と提案活動をグループや個人から幅広く募
集する、広報する
(2)環境事業部に女性の管理職、女性の職員を増大し、女性の側から施策の企画・
立案を行う
(3)ペットボトルの回収も始まるが、市職員の作業着、ワイシャツなどはペット
ボトルの再生品を積極的に使う。
(4)そして、3号炉を検討する平成20年頃には、現在の150トンが120トンに
できる、100トンにできるという結果を市民と共にだせるような次世代型減量計
画をつくったらどうか。考えをお聞かせ願いたい。