11月5日(水) 早川豊橋市長を団長に辻村市議会議長を副団長に市議会議員4
人、神野商工会議所会頭、加藤豊橋農協常務理事、佐藤豊橋市総代会会長、そし
て秘書長に大羽豊橋市企画部長、通訳の加藤女史の一行11人の南通市・豊橋市友
好都市提携十周年記念豊橋市友好訪問団は名古屋空港を午後3時35分発の中国
西北航空で発って、2時間と少しで上海空港に到着。南通人民政府の通訳と吏員
の出迎えを受けた。
日本とは時差はマイナス1時間。気候はほとんど変わらず。たちまち始まった歓迎
宴。すっかりマオタイ酒に酔わされ、虹橋賓館(レインボウホテル)へ。
11月6日(木) 朝もやの中に中国の人々が動き出している。高速道路の車の群
れ。そして仕事に向かう人であろうか自転車の群れ。公園には太極拳に励む人々。
中国の人口は約15億人。そして上海は1500万人の大都市。
午前中は上海市浦東地区(522平方km)の開発状況を視察。600件の日本プロジェ
クトも進出し、開発が始まった92年から平均40%の経済伸び率を果たしてきた
という急成長ぶりで、急激な近代化が進んでいる。上海の中心部を開発するのと
上海の未開発地区を開発する両面から、アジアの金融・貿易の中心地をめざそう
とする意欲万々で、至る所に建設の槌音が響き渡る。高さ350mのテレビ塔に
も案内してもらった。霞んでしか見えないのは霧でなく、大気汚染のためか。
午後からは上海から南通へ移動である。乗り換えたバスが非常に古くて、エン
ジン音を唸らせながら、のどかな農村地帯をどんどん走る。信号はほとんどない。
行き交うトラックや自転車とぶつかりそうになりながら3時間、揚子江のフェリ
ー乗り場へ。幅11kmの揚子江は雄大である。夕陽に映える悠久の流れは果てしな
い。約40分で渡ると、そこが南通市である。到着するや否やパトカーの先導で一
目算に南通大飯店(ナンツウホテル)へ。程亜民市長以下多くの人達に熱烈に迎
えられた。直ちに南通市主催の歓迎会に。「皆様のご来光を心からお待ち申し上
げていました。どうか実りある南通の日々でありますように、中国の日々であり
ますように」再会を祝し、豊橋と南通の友好の宴は「カンペイ」の連続、和やか
な笑い声が響いた。
南通市・豊橋市友好都市提携10周年記念
豊橋市友好訪問団 伊藤 秀昭