伊藤ひであきの視察報告

◎中国訪問記◎(1) 上海から南通へ 97・11・06

11月5日(水) 早川豊橋市長を団長に辻村市議会議長を副団長に市議会議員4 人、神野商工会議所会頭、加藤豊橋農協常務理事、佐藤豊橋市総代会会長、そし て秘書長に大羽豊橋市企画部長、通訳の加藤女史の一行11人の南通市・豊橋市友 好都市提携十周年記念豊橋市友好訪問団は名古屋空港を午後3時35分発の中国 西北航空で発って、2時間と少しで上海空港に到着。南通人民政府の通訳と吏員 の出迎えを受けた。
   日本とは時差はマイナス1時間。気候はほとんど変わらず。たちまち始まった歓迎 宴。すっかりマオタイ酒に酔わされ、虹橋賓館(レインボウホテル)へ。

11月6日(木) 朝もやの中に中国の人々が動き出している。高速道路の車の群 れ。そして仕事に向かう人であろうか自転車の群れ。公園には太極拳に励む人々。 中国の人口は約15億人。そして上海は1500万人の大都市。

 午前中は上海市浦東地区(522平方km)の開発状況を視察。600件の日本プロジェ クトも進出し、開発が始まった92年から平均40%の経済伸び率を果たしてきた という急成長ぶりで、急激な近代化が進んでいる。上海の中心部を開発するのと 上海の未開発地区を開発する両面から、アジアの金融・貿易の中心地をめざそう とする意欲万々で、至る所に建設の槌音が響き渡る。高さ350mのテレビ塔に も案内してもらった。霞んでしか見えないのは霧でなく、大気汚染のためか。

 午後からは上海から南通へ移動である。乗り換えたバスが非常に古くて、エン ジン音を唸らせながら、のどかな農村地帯をどんどん走る。信号はほとんどない。 行き交うトラックや自転車とぶつかりそうになりながら3時間、揚子江のフェリ ー乗り場へ。幅11kmの揚子江は雄大である。夕陽に映える悠久の流れは果てしな い。約40分で渡ると、そこが南通市である。到着するや否やパトカーの先導で一 目算に南通大飯店(ナンツウホテル)へ。程亜民市長以下多くの人達に熱烈に迎 えられた。直ちに南通市主催の歓迎会に。「皆様のご来光を心からお待ち申し上 げていました。どうか実りある南通の日々でありますように、中国の日々であり ますように」再会を祝し、豊橋と南通の友好の宴は「カンペイ」の連続、和やか な笑い声が響いた。

南通市・豊橋市友好都市提携10周年記念

豊橋市友好訪問団   伊藤 秀昭


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