MAILをいただいてから、だいぶ時間が経ってしまいました。だいぶ時間が経ちました、どのように御返事を書いていいのか、まとまらなかったからです。今でも、御返事の内容に自信がありません。
昨年までは、長寿祝い金に合計、68,940千円計上されていました。
80〜89才 10520人 祝い金 5000円
90〜98才 1930人 8000円
数え100歳以上 60人 15,000円
今年は長寿祝い金の合計は46,200千円(前年比△33%)
80、84、88、90、95歳 4290人 祝い金 10000円
99歳以上 110人 祝い金 30000円
いわゆる、節目支給に変更しました。なかでも84歳はとよはしの”はし”にちなんで設定されました。
高齢者祝い金にはいろいろな論議があり、愛知県は2年前から節目、といっても、88歳の方に10000円、100歳の方に30000円と変わって来ています。
スリムな行政、行政改革の時代にどうあるべきか、長く論議されてきて、高齢者の生きがい対策事業や健康づくり事業などに予算が増額され、併せて介護保険制度の中で、自立と判定された方へのホームヘルパーの派遣や、在宅寝たきり老人への見舞金の充実などに取り組んできた上での、節目支給、結果として予算の減額の結果となりました。
福祉のあり方が金品を支給するという形から、変化してきた流れが、このような形となりました。
と、書いても、御指摘のとおり、「楽しみにしていたおじちゃんのことを、思うととても悲しいきもちがしました。金額とか、なにを、貰うとかそういうことでなく、としよりはささやかなものでも、届けていただけるのは、とてもうれしいことだと思います」というお気持ちにとって変わる御理解をいただけそうにありません。
理解いただけないとは思いますが、福祉のあり方が大きく変わってきていてその延長線上で、老人医療のあり方が大きな転換点に来ていて、「来年からどうなるのか」という疑問も寄せられますが、はっきりしていることは、元気なお年寄りには、ますますお元気で、また、裕福なお年寄りには一定のご負担増もお願いし、所得が低く、また医療費に相当かかるお年寄りには、一定の扶助できる仕組みにしながら、高齢社会を、みんなで乗り切ろうという方向に向かっています。
なによりも、自立、そして家族や社会で支えあう共助、そして、公的支援としての公助のなかで、負担とサービスの公平な社会の仕組みを模索しています。
だったら、総額4600万円を12,000人の80歳以上に例えば4000円づつでお祝いしたらどうかという御意見がありますが、むしろ、「次の節目をめざして頑張っていただこう」という事から、節目支給とした経過があります。
これらのことは、今年3月の予算議会でかなり論議されましたが・・・・。
言い訳ばかり、書いたことになるかもしれませんが、これ以上、返事をお待たせすることこそ、失礼と思い、考えるままに書かせてもらいました。
お気づきの点は、どうか御遠慮なく、御指摘ください。