(1)問目質問要旨:昨年9月議会本会議一般質問で「医療・保険・福祉のネットワークのなかで桜ヶ岡分院跡地には総合福祉センター」と公式には始めて表明された。
12月議会決算特別委員会の中で、「路面電車活性化への取り組みとの関連で総合福祉センターを配置する場合の交通バリアフリーへの対応」について論議した。
さらに3月の予算委員会では「現総合福祉センターの機能低下から如何なる機能を移転させるのか」を具体的に論議させていただき、地域資源(三八朝市)を有効活用する事と地域コミュニティ機能の付加、更に
は新しい時代の総合福祉センターはどうあるべきか、そのコンセプトを十分掘り下げていただきたい」と要請した。
過日、身障者会館の現状の使われ方を検証させていただいたが、創作研究室や図書談話室が約60人の軽作業の場になっている、卓球室は点訳奉仕団の作業所など本来の機能−障害者の社会参加を促すための機能と異なった使われ方が二重・三重に行われているのを改めて認識した。
「行政ワンストップの時代に新総合福祉センターはどうあるべきか」を考えた時に、障害者の機能回復・自立促進の拠点と障害者のコミュニティ活動増進機能を果たして桜ヶ岡公園を挟んで、スムーズに機能するのかどうか。
例えば軽作業に励む障害者が体育館でちょっと体を動かそう、あるいはプールで泳ごうとした場合、やはり同じ建物の中であれば気軽に行えるが、別々の建物で移動しなければならない。あるいは、軽作業に通う人達はバスで通っているが新総合福祉センターにはバスアクセスはない、結局、現在の児童相談所前や身障会館前バス停を使う事になるなど機能を分けても、その機能をいかに効率よく融合できるのか疑問が残る。
これらの機能を含んだ一つの建物に集約される事こそ(ワンストップ)総合福祉センターの意味ではないのか。さらに、新総合福祉センターは総合福祉センターの関連からの福祉の拠点施設と身障会館からの障害者の機能回復拠点という二つの機能を同居させる事になる。
@それをゾーンで考えるなら、この連係対応をどう考えるのか。