日本語教育が必要であるという子供が11名以上在籍する学校には、正規の教員を配置しています。
そういう教員が配置される学校につきましては、国際学級という形で適応指導を行っております。本市の特徴としては、市内の中学校にそういう国際学級が配置された場合には、通学区域を外して通学できるという仕組みを、平成4年から継続しています。
日本語教育への取り組みは、年々数が増えてきまして、数の問題もさることなから、市内74校のうちの50校余にわたって在籍をするという実態がございます。先ほどの正規の教員配置ができるのは、小学校では8校、中学枚6校の計13校ですが、21名以上の学校には複数の2人をいただいていますので、22名という数でごさいます。
そういう国際学級が設定をできる学校は、目的加配ですので、その教員が中心になって取り出し指導とか、生活指導とかの指導を行っていますが、その他の11名を越えない数の在籍する学校等のために、現在、教育相談員5名、巡回指導員を3名配置し、その方々が巡回をして日本語の指導、あるいは生活の適応指導等に学枚のお手伝いをさせていただいているというのが現状です。
ただ今回、13年度より教育相談員を2名増員を図っておりますので、これにつきましては、12年度より一極集中をしております岩西と岩田の両校に国際資料室を開設をいたしましたので、そこにこの2名の相談員を配置し、入国間もなくて、まだ生活適応もできない、あるいは日本語さえも十分でないというような子供たちを一定期間、慣れていただいて、少し適応指導を行って、在籍校の方へ戻していくというようなことも教育委員会としては考えている。