路面電車への取り組みは、昨年1月につくった「路面電車活性化研究会」がこの3月を目処に中間報告をまとめるとしている。国においても事業者が低床車両を導入する際に国と地方が購入費の半額を補助する制度を新たに設けるという動きもあり、追い風の時を迎えている。
一方で豊橋鉄道の路面電車であり、毎年7000万円の赤字という問題もある。また先進的な「寺本私案」もあった。(ハード部分は市が行い、即ち市が新たな路線を建設し、豊橋鉄道にリースする。あるいは、ライトレール、トランジットを市で購入し、豊橋鉄道にリースする。という大胆な提案。短期的には「丸栄前」電停の新設、豊橋公園の機能充実による利用者増進、桜ヶ岡病院跡地に新しい文化会館を建設すると具体的に、豊橋の市電の再生アクションプラン)
(1)@年頭の記者会見では約1億5千万円という低床車両の導入を検討している事、そのためにも市民に寄付を募ったり、特別な補助を考えなければならないと意欲的な発言も見られた。低床車両導入のためにはハード整備が問題とも聞いている。また導入するなら1両だけでもという部分とまとまって運行しなければという両面がある。今後の対応を伺いたい。
A市電の日(4月10日)の充実、市電ギャラリーの実施、市電沿線スタンプラリーなどを「市電を愛する会」が中心となり実施されているが、豊橋鉄道の路面電車という現状から脱却して、文字どおり市電とするためにはもっと幅広い市民の取り組みと支援が必要と考えるがどうか。
B沿線沿いの公共施設を利用した催し物開催の中で、特に競輪開催との連携で利用者増を図る事はできないか。開催ごとに豊橋駅から無料バスが10時から14時まで運行されている、この利用者と経費を市電の乗降客増加につなげられないか。
5.8款5項1目 豊橋表浜リゾート推進費について
(1)13年余に渡ってここに豊橋表浜リゾート推進費が計上されていた。新年度予算では表に出てきていない。またその推進組識である「とよはしリゾート開発協議会」は今年度一杯で解散するという動きもあり、時代の変化が象徴的に現れている。
@基本計画では高塚緑地の整備活用として、この表浜リゾート計画が掲げられているが、今後の推進体制はどうなるのか、また三河湾地域リゾート整備構想の重点整備地区の指定を受けた経過もあるがこの関係は今後、どうなるのか。
A景気に左右される、天候に左右される、ブームに左右される不確定要素に行政が参画する事の難しさは最初から指摘されていた事でもあり、今後の表浜リゾート計画の方向性について伺う。