伊藤ひであきの市政報告

2000年3月議会 予算委員会のポイント(4款 衛生費 5款 労働費)

**** 最終 3/16 03:00 ***


1.国立病院統合事務推進費等(1,458千円)について

(1)@.新国立病院の機能について、各方面から様々な要望や陳情、請願がなされ、当然、市長は国、厚生省とも折衝されていると思うが、要望事項は以下の6点になろうかと思われる。どのような協議が行われているか、伺いたい

a.緩和ケア(ホスピス)の設置について
b.循環器等の臨床研究部の設置について
c.障害児の療育を支援する機能の設置について
d.一般診療科目の継承
e.病診連係機能及び施設の完備について
f.看護職員などの受け入れ、地域医療従事者の教育・研修施設の設置

A用地買収が進めば、当然、基本設計に入ると思うが、その時には、こうした要望事項が一定整理される必要がある。その時期はいつか。

2.ISO14001認証取得費(5,096千円)について

(1)@本会議でも申し上げたが、ISOの取得はそれ自体は、目的でなくツールであり、インフラである。「環境パフォーマンスの向上と良好な状態の維持」が目的である。環境文化都市作りそのものである。システムを整えること自体が目的になってしまうと、実際の運用は大変に手間がかかってしまう。
 この環境基準を取得する課題として、市民との関係において、以下のものが考えられるが、対応を聞きたい。
a.市内の中小企業など幅広い事業者への浸透を図る事
b.市民に環境情報の開示と環境コミュニケーションを進める事
c.市民に環境マネジメントの目指す方向を明らかにする事

3.新エネルギービジョンの策定(8,546千円)について

(1)@.予算要望でもこの項目を新規に提案させていただいた。我が党の「自然エネルギー促進法プロジェクトチーム」は47都道府県と12政令指定都市、59自治体にアンケート調査をを行った。3月8日にその結果を発表している。
 それによると既に自然エネルギーを導入しているのは58自治体 98.3%、導入している内容は@太陽光A水車などを利用した小水力B風力Cバイオマスという順序である。国の「自然エネルギー促進法」制定のの動きもある。
@豊橋においてこの「新エネルギービジョンの策定」に向われようとした意図は何か

4.資源化センター費について

(1)@.本会議で紹介したMAILへの答弁は「プラスチックは燃やさず、きちんと分別し、リサイクルしていく」という事であった。提起したのは、むしろ「現行の埋め立てなどという将来の環境に不安を残す原始的な方法より、電力というエネルギーに変えたほうが環境にもよいのではないだろうか。熱エネルギーに変えることはりサイクルそのものでないか」という事、改めて、認識を聞きたい。

Aスラグの活用については、様々な取組みがなされているが、市内には6つのアスファルトプラントがあり、長年、舗装技術、またその材料、品質について研究してこられた経過もある。ところが、なかなか行政はこうした業者とテーブルを一つにし、研究していこうという事に警戒心が強すぎる感がする。新焼却炉から毎日、出てくる30トンから40トンのスラグを地元でリサイクルしていく意味は大きいと思う。対応を聞きたい。

B「豊橋・渥美地域広域化ブロック会議」について。
a.広域化ブロック会議はH9に厚生省が「ごみ処理に係わるダイオキシン類発生防止ガイドライン」および「ごみ処理の広域化計画」に沿い、H10.10月に県が示した「ごみ処理広域化計画」により設置された。その第一回会合が、16ヶ月後の2月8日と対応が遅れたのは何故か。
b.当然、広域化の流れ、効率化を考えれば、豊橋と渥美3町が一体となって、取り組む事が時代の要請である。認識を聞きたい。
(1市3町のごみ排出量は全体で209,000トン、豊橋市のごみ排出量(187,000)の10%増しの話、渥美3町は田原町が中心となり、固形燃料化を検討)



ホームページに戻る 議会メニュー