伊藤ひであきの市政報告

2000年12月議会 特別委員会のポイント 施策の大綱 1.2.3

1.中心市街地の活性化について

(1)問目@.基本計画では1.まちなか文化の創造

 人を引きつける魅力とにぎわいを取り戻す。人口や産業の空洞化を招いたものは社会構造の変化であったとして、その要因も明確にされている。ならば、社会構造の変化は逆回転させれるのか。具体的には交通手段のこと、土地のこと、消費者ニーズの三点が中心市街地が衰退した原因。
a.豊橋市民が中心市街地に来る交通手段は58.2%が車である。車で来る以上駐車場に入れる。しかし、それは有料駐車場である。よって、負担を考えれば滞在時間は短くなる。郊外型ショッピングモールに対抗するために、街全体をショッピングモールと仕立てても、この駐車場問題は避けて通れない以上、自ずから限界がある。

b.土地利用をみれば、誰がどうみても地価が高い以上、利用するにも限界がある。また、借地の人、狭い袋小路のような形状の土地の人、相続問題が絡む人など千差万別である。ここにも自ずから限界がある。

c.消費者ニーズからみれば、安くて、気兼ねなく買い物を楽しめて、家族それぞれに目的を持ってショッピングできるためには中心市街地へ来なければいかん理由はない。ここにも中心市街地は自ずから限界がある。

A中心市街地に平成になってから約600億円が投入された。(59,676百万円、「活性化基本計画」による) それでも中心市街地ににぎわいは戻ってこなかった。260kuの豊橋市の中で、230haに集約して投棄された地はあるだろうか。この事をどう総括されているか。

B中心市街地はその地域の経済環境を端的に表現する顔である。ならば、この地の顔は「しかっめつら」である。顔でも若い時はつやつやしているが、60になり、80になると、シミもでてくる、しわも出てくる。厚化粧がますます必要になると、ますます人は寄ってこなくなる。いつまでも豊橋の駅前が豊橋の中心市街地だと決め付ける事自体、無理があるのではないか。

Cそこで、総合文化学習センターとこども関連施設、都心文化イベントとなる。
a.これら施設の駐車場問題はどうなるか。駐車場が確保されていなければ、このハード、ソフトには自ずから限界がある。生涯学習センターで講座を受けていても、余分なコストがかかることになる。
b.これら施設の建設と施策の展開は復活の決定的要素となり得るか。


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