地方政治クリエイト 13/07太田国交相 東三河への熱い思い

知恵を集め、ゾーンとしての発展を

 7月9日、太田昭宏国土交通大臣が就任以来、初めて豊橋入りし、東三河8市町村長や経済団体との懇談会や、豊橋駅前での街頭演説会で、生まれ育った東三河への熱い思いを語った。

■ポテンシャルは高い

 この地域は全国の中心でもあり、三河湾という素晴らしい海をようし、穏やかな気質の東三河の人たちが、穏やかに住んでいるがポテンシャルは高いという日本の中でも素晴らしい地域。
 自動車産業を中心に産業集積がしっかりと行われている。商業のノウハウも十分備えている。メロン、ミカンや柿など素晴らしい農産品を持っていて、バランスが取れている。

 従来は愛知県の東というイメージであったが、浜松との連携、三遠南信道路、新東名、リニア時代などゾーンで捉えれば、全国的にも稀な可能性を秘めている。
 東三河県庁という拠点もできて、広域連合という動きもある。この地域が更に発展するためにできることは応援していきたい。

■幹線道路網整備に支援

 6月末に名豊道路(豊橋東バイパス)が開通して、残る蒲郡バイパスについてもきちんと時間軸通り進めていく。
 三遠南信道路については、箇所的には難しいところもあるが、最新の土木技術を使いながら取り組んでいきたい。
 浜松三ヶ日豊橋道路については、計画が確定していない段階ではあるが、幹線道路ネットワークの課題の整備や幹線ルートを検討している段階。国交省としては引き続き愛知県、静岡県、浜松市と連携を取って必要な支援は行っていく。

■三河港は成長産業のエンジン

 日本全体で行けば釜山、上海、シンガポールにどんどん抜かれているなかで、京浜、阪神の二つをアジアのハブ空港に仕上げていく。
 その上で地方港湾については物流の後背地はどれほどのものかを基準に、選択と集中で本格的に取り組んでいきたい。
 港を作った経過から、管理者が政令市、県などバラバラであったり、縄張り争いがあったりするが国としては踏み込んで取り組んでいく。

 三河港には裾野の広い自動車産業があり、過去20年間輸入で1位、輸出で2位という三河港の位置づけは、我が国の成長を支えるエンジンであり、今後の成長産業の角度からも三河港の位置づけは大きい。
 三河港の自動車物流の円滑化のために連携を取って更に努力をしていきたい。また、完成車の輸出入拠点としての機能を確保するために神野地区、蒲郡地区で国際物流ターミナルの整備を国と県で進めているが、我々としてもハード、ソフト両面から応援させていただきたい。

■魅力ある観光に知恵を

この地域は観光という観点が乏しかったが、観光は即地域の魅力ということであり、伊良湖岬、蒲郡の温泉、長篠の合戦場、浜名湖も含めてこれらをゾーンとしてとらえて、この地域に一泊したというような地域に構想力をすり合わせて取り組んで欲しい。


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