地方政治クリエイト

「政党の乱立の中で」

 政治が混迷し、政党の存在意義が問われています。他方で政治の力を使って取り組まなければならない巨大な政策課題は広がり深刻の度を増しています。
 使用済み廃棄物の処理を含めたトータルとしての原発問題をどうするのか。低成長、人口減社会の中で財政、社会保障の持続性をどう立て直すか。政治の無力を言えば、問題の先送り以外の何物でもありません。
 政策を実現するための困難が大きくなったことは事実ですが理想や理念の意味がなくなったということでは絶対ないはずです。
 政党は本来のあり方に戻り、理念や価値観を共有することなしに、統治能力は持てないはずです。
 「情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力を込めてじわっじわっと穴をくり抜いていく作業である」(マックスウェーバー)の言葉は政治が混迷する今だからこそ最も大事なことであるはずです。


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