伊藤ひであきの市政報告

2010年3月 衛生費のポイント(再掲 23:45)

1.4款衛生費 2項環境費 4目廃棄物対策費から

(1)H22年度を目標とする廃棄物総合計画では本市のリサイクル率目標値は28.2%を計上している。この達成は可能かどうか伺う。

2.4款衛生費 2項環境費 6目資源化センター費から

(1)資源化センターでの焼却処理予定量はH19年度144,890t、H20は145,720t、H21は145,635t、H22年度といえば一気に約5,000t下がって140,034d。この5000dの大幅減にしたのは如何なる要因からなのかか伺う。

(2)新年度ごみ再利用事業費として、年間2500tの剪定枝を細かく裁断してチップにする、それを公園などに敷設する。そのためのリサイクル施設を実施設計し、来年度には工場を建て、直営で運営していくという。こうした事業こそ民間の処理業者に委託できなかったのか伺う。

(3)ごみ焼却処理事業費977百万円余。新焼却炉が動き出して8年目に入り、いよいよ熱分解ドラム等改修工事がはじまる。
 2002年の国のダイオキシン規制で設置が義務化されたガス化溶融炉が全国で導入されて、その保証期間が過ぎてその補修費がどのようになっていくのか全国の自治体が懸念している深刻な課題です。
 当然ですが、ガス化溶融炉は従来の850度前後で燃やすのに対して、1,300度C以上で焼却灰を溶かしてダイオキシンを分解するシステムですから、炉の内部や周辺機器の損傷が目立つと、特に本市が導入したリサイクリング21の最大の特徴は回転キルン。その心臓部である熱分解ドラムが8年たってオーバーホールされる。予定される改修費、その工程など教えてください。

(4)H18年度末で瑕疵した熱交換器における熱回収不足の修補については、工事の遅れもあって1号炉は平成21年3月末で修補を終え、検証がなされてきた段階。また、2号炉は、平成20年12月5日付で瑕疵修補完了届を受理し検証作業を進められた。R21の最大の課題であった、灯油問題も含めて熱回収修補の取組みは決着しての新年度予算なのかを伺う。

(5)施設整備費の中で、旧1号炉、2号炉野外設備解体撤去工事実施設計に入る。
 新焼却炉が稼働して8年。今までの議会論議では、「資源化センターは当初複合施設として一つの建屋の中に焼却炉、し尿処理施設などが混在する形でスタートしている。その後、3号炉の増設、これが平成3年度。それから、1号炉、2号炉の廃止、溶融炉の建設など、処理施設形態と配置レイアウトは基本的に変わっていない。
 その中で現在3号炉が延命化のためにH18年から24年にかけて7年間の改修工事を実施中。このような中、旧1号炉、2号炉の撤去については、複合施設としての困難さや、財政的支援での課題もあり、さらに3号炉更新、それからし尿処理施設を含めた施設の老朽化などさまざまな問題、課題は廃棄物処理施設としての総合的な観点に立ち、検討が必要である」とされてきた。

 全体的な検討、財政支援、その上での野外設備解体に踏み切ったことについて伺う。


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