伊藤ひであきの市政報告

2008年3月 農林水産・商工費のポイント

1.6款農林水産費 1項農林水産業費 2目農林水産業総務費 食農産業クラスター推進事業費について

(1)「食農産業クラスター事業」に、昨年9月には更に「中小企業地域資源活用促進法」が重なって、豊橋の産業資源のうち農林水産物は大葉、次郎柿、豊橋ウズラ、豊橋産キャベツ、豊橋産トマトが指定された。そのなかで大葉加工食品とうずら加工食品が集約されてきて、商品化の可能性はどこまで進んだか。今後の展開のためのクラスターマネージャーの役割について伺う。

2.6款農林水産費 1項農業水産費 3目農業費から最近の農業を取り巻く動きについて

(1)農水省の農政改革三対策見直しのなかで特に経営面積にかかわりなく、地域水田農業ビジョンで担い手に位置づけられた認定農業者や集落営農組織で市町村が加入を認める農業者らについて国と協議し、加入できるようにする。これにより知事特認は廃止し、市町村特認制度が創設された。そのための補正予算も2700億円組まれた。本市の対応を伺う。

(2)意欲的な農家などを「チャレンジファーマー」として「担い手」へ育成・誘導する支援策、あるいは営農を希望する小規模農家、高齢者農家などを「地産地消・担い手農家」として支援するため、直売所・ファーマーズマーケットの整備を推進することも指摘されている。ファーマーズマーケットは西七根の豊橋農協第八事業所内に開設される事になったが、市内各地には朝早くから直売所が結構人気を集めている。これらのネットワーク化、情報発信対策について伺う。

(3)農業白書の中では食料自給率の向上や国民の健康維持のために、伝統的な和食を見直すことが重要だと呼びかけている。その具体例として、国民がみんなごはんをあと一口多く食べれば自給率は1%上昇するという。和食中心の食生活に戻れば、コメだけでなく、輸入に頼る飼料用穀物を使った畜産物の消費が減り、メタポリック症候群の予防など、健康維持にもつながるとしている。
 「早寝・早起き・朝ごはん」に加え「めざましごはんキャンペーン」など農業都市豊橋こそ大いに取り組むべき市民運動ではないかと思うがどうか。

3.7款商工費 1項商工費から頑張る小規模企業応援プランの有効活用について

 昨今の原油・原材料の高騰は、オイルショック以来の記録的な価格となり、円高ドル安が重なり中小企業を取り巻く経営環境は厳しいものがあります。
 そうした中で、新年度予算には中小企業対策予算に1761億円が計上され、昨年度より7.3%増と一般歳出では最大の伸び率となりました。

 その中に「頑張る小企業応援プラン」があります。この新規事業は小規模事業者が基礎的な経営力を強化するために@IT会計による財務会計の整備や2円滑な資金供給に向けたマル経融資の迅速化Bきめ細やかな経営支援体制を構築するための全国の拠点整備の3つで構成されています。
 特にBについては「経営力向上・事業承継等先進的支援体制構築事業として51億円が計上され、全国300ヶ所地域の商工会や商工会議所にモデル拠点が設置されます。モデル拠点には専門的コーディネーター500人が配置され地域金融との橋渡しやIT化、販路拡大等の課題に対応するというもの。手続きについてはブロックごとの経済産業局が窓口となり、予算成立後の4月から5月にかけて公募が開始される予定。

 (1)本市の認識と対応を伺う。


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