伊藤ひであきの市政報告

2007年12月 予算委員会のポイント

1.8款土木費5項都市計画費1目都市計画総務費 地域公共交通活性化基金積立金について

 2005年度に、豊橋路面電車活性化事業計画が国土交通省のLRT総合整備事業として承認されたのを契機に、08年度に導入予定のライト・レール・トランジットLRT−低床車両導入に対して、市民による寄附支援機運が盛り上がってきた。
 段差のない全低床、豊橋オリジナル車両、コストに配慮した国産車ということで、事業費約2億5,000万円。国や県や市の補助が2分の1、半分は何とか鉄道事業者と市民も参加して用意できないかということで、昨年、豊橋商工会議所を中心に「新しい公共交通とまちづくりの会」を結成し、寄付金集めに入っている。市もその受け皿として「地域公共交通活性化基金」を設立して推進してきた。
 9月に豊橋商工会議所からの1000万円を皮切りに、10月に結婚50周年を記念したご夫婦からの50万円、11月10日に「市電を愛する会」の1541万円を含め、計5件、25,945千円に基金利子45千円、計25,990千円の補正予算。

(1)9月議会で「市民協働推進基金」について質疑させていただいたが、「地域公共交通活性化基金」はLRT導入という具体的な目標があり、ポスト100周年の市民協働、寄付文化の醸成を進める意味からも、もっと路面電車沿線を中心に市民の盛り上りが期待できないか、考え方を聞きたい。

(2)またLRT導入に向けた4か所の停留場のバリアフリー化も工事が進んでいるが、富山市の「串と団子」のまちづくりはしばしば「公共交通を活かしたまちづくり」として発信されているが、路面電車を生かした特徴あるまちづくりをもっと戦略的に展開すべきだと考えるがどうか。


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