伊藤ひであきの市政報告

2007年3月 民生費・衛生費予算のポイント

1.3款2項1目老人福祉総務費 後期高齢者医療準備費について

 来年4月から発足する「後期高齢者医療制度」について様々な意見がある。75歳以上の後期高齢者いついては、その心身の特性や生活実態等を踏まえた独立した医療制度を創設し、世代間の負担の公平を維持し、国民皆保険を堅持し、将来にわたり医療保険制度を持続可能なものにしていくため、老人保険制度を廃止し、新たな医療制度体系が創設される。

 この後期高齢者医療制度に市長はどのような認識にあるのか伺いたい。

@心身の特性を踏まえた高齢者医療のあり方、特に医療費の適正化を図るという観点から見て、75歳で制度を分けることをどのように考えるのか。

A現役世代との均衡を考慮した適切な負担ということから、後期高齢者個人から保険料を徴収することについてどう考えるか。(政府が示している平均的厚生老齢年金受給者の保険料は月額6,200円、年間74,400円の負担増となり、豊橋市の場合介護保険料月額3760円と併せ2ヶ月ごとに約2万円が年金から天引きされていく)

Bまた現役で働いている人が75歳になれば、後期高齢者医療制度に加入することになり、その扶養家族は新たに国民健康保険に加入しなければならず、新たな負担が生ずる。

C医療機関に支払われる診療報酬は、別立ての「定額制」であり、高齢者に対する医療内容の劣悪化を招く恐れがある。

Dこの保険制度では各市町村でつくる「広域連合」が運営主体であり、一般財源を持たない広域連合では、独自の保険料減免などの施策の展開はできない。

2.4款2項6目資源化センター費 ごみ焼却施設について

1、確認事項覚書の見直しについて

@運転管理コスト保証は5,800円/t、H19.20年度は6,530円とするとしている。t当たり730円、12.5%アップするのは機械の耐用年数と機械の劣化からであるという、6年目に入る最新鋭のガス化溶融炉の今後の運転管理コストと耐用年数はどのように設定されているのか伺う。

A平成18年度末までにかしを請求した機器の修補は、具体的にはどのような箇所をいいH19年度末までに修補できるのか。

Bかしに伴う機器修補の検証の検証項目をごみ処理能力、年間ごみ処理量、灯油使用状況の3点に限定しているがこれでいいのか。

2.3号炉の整備事業を7年間総事業費27億円、19年度3.8億円かけて施設改修工事を行っている。また旧1.2号炉は5年間休止したままである。3号炉の延命化、旧1.2号炉の解体など資源化センターの将来計画について


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