伊藤ひであきの市政報告

2007年3月 土木費・消防費のポイント

1.8款1項6目 橋梁費から橋梁整備事業費

@予算書に橋梁耐震補強という言葉が出てきたのがH16年度予算からであった。そしてH17年度22橋、3.9億円。H18年度24橋、3.25億円。そして新年度予算で26橋、3.18億円。と毎年3億円余の橋梁耐震補強工事が進んでいる。

 豊橋市が管理している橋梁は1322橋と聞いている。阪神大震災のあった平成7年度以前の耐震基準で作られた橋梁のうち市指定の緊急輸送道路にかかる橋梁や、幹線市道にかかる橋長15m以上の橋梁で54年以前に築造されたものなどの優先基準で取り組まれている。

 この18年度末までにで橋梁の耐震対策はどこまで進んだのか。また新年度以降の優先順位について伺う。

(第二問)当然であるが、復旧作業に重要となる橋梁の耐震改修は、災害対策計画とリンクしていなければならない。どのように情報共有し、防災対策に反映しているのか。  また橋梁の耐震改修に「東三河地域防災研究協議会」が技科大と連携した研究成果は、どのように反映されているのか伺う。

2.8款5項1目 都市計画総務費から

@都市計画計画推進事業費から交通意識変革促進プログラムについて伺う。

 都市交通マスタープランでの「環境に配慮し、自動車の適正な利用について考え、実行する」などの意識変革に取り組むという事で、今年度に続いての事業。この一年の成果をどのように踏まえ、来年度につなげようととしての予算なのか伺う。

A路面電車活性化推進事業費からLRTシステム整備費補助金について伺う。

 競輪場前電停の停留所設置、4個所の停留所のバリアフリーに取り組む。そして、いよいよLRTが08年度に導入予定。段差のない全低床、豊橋オリジナル車両、コストに配慮した国産車として事業費2億5000万円。しかし、豊鉄が経営する市内線(路面電車)は毎年赤字続き。国や県・市の補助があるものの、半分に過ぎず、残る1億2500万円を工面しなければならない。

 会議所を中心にとよはし市電を愛する会、青年会議所、発展会連盟などが応援団として集まって「新しい公共交通とまちづくりの会」が中心となりLRV(Light Rail Vehicleライトレールビークル=超低床式路面電車)導入に向けた募金活動が始まり、それに呼応して「地域公共交通活性化基金」が設置される。

 念願のLRT(Light Rail Transit)の象徴であるLRV導入に向けて基金を設置する政策的意図は何か伺う。

(第二問)豊橋の路面電車はレール幅(軌間)が狭いタイプの車両しか使えない。しかし、全国には1067mmの軌間で運行してるのは札幌、富山、高岡、福井、岡山、伊予、土佐、長崎と多い。よってこれら連携して、LRVの共同開発などでコストを下げる努力が重要と考えるが考え方を伺う。

B都心活性化推進費からこども関連施設整備費、運営事業費について

 いよいよ08年8月の開業を目指し、こども関連施設は「こども未来館」(愛称=ここにこ)と名称と愛称が決まり、待ったなしの準備期間の一年に入る。
 「このプロジェクトをどう成功させるか」はとりもなおさず「魅力的なプログラムの提供が可能か」と「どのような運営体制をシフトしていくか」にかかっている。
 これらを踏まえて、企画運営嘱託員あるいは企画運営プログラム研修などはいかなるコンセプトで踏み出そうとしている予算なのか伺う。


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