伊藤ひであきの市政報告

2006年3月 教育費のポイント

教育費総括

****3/23 02:00 遅れ気味の進捗を考慮すると行うかどうか、迷いのさなかです。(~o~)***


(1)関連で、美術博物館構想、市民プール改修実施設計が論議されたが、そのベースは答弁にあったように「豊橋公園の整備の基本的考え方」です。
 かって福祉教育委員会で「豊橋公園整備計画を示さないまま美術博物館構想を具体化していいのか」と指摘させていただいたが、このまま進むのかどうか」伺う。

(2)学校の安全に関し、予算では小学校の防犯カメラ設置が予算化されている。
 しかし、モニターに映し出される画面を常時観察する体制が学校現場にあるのでしょうか?。カメラもセンサーも易々と潜り抜けて犯人が侵入した京都・宇治市の小学校を例に取るまでもなく、学校現場にこういう体制ができる余裕があるのか。
 私は、子どもの教育にはもっと人間が関わるべきではないのか。カメラの設置が「機械任せ」の風潮を加速させ、安全が遠のく結果にならないか。
 事件が続く、大阪府では、悩みぬいた末にカメラでなく人を校門前に配置したのが結論です。地域の高齢者で責任あるボランティア組織を手作りで立ち上げて、地域と学校の連携の具体化を考えるべきではないか。

(3)英語特区:私はあまり期待しない。その理由は「甘くないか英語特区」とHPで公開しています。
 英語教育には「特別な覚悟と努力が必要」であり「国際社会で通用する英語力を確保するには約5000時間の集中学習が必要」という研究もある。
 中学1年の時から、NHK英会話を松本 亨の時代から45年間、243000時間やってきた私の実感です。なぜ、身につかないか、話せなくても生きていけるからです。
 豊橋に来たブラジルの人たちはなぜ、難しい日本語を身につけるか、生きるためです。息子はなぜマスターして帰ってきたか、イギリスでまっとうな飯にありつくためには働かなければならなかったからです。

 イギリスへワーキングホリディに行くには約100万円の生活するお金をイギリス大使館で示す必要がある。そういうことに、例えばその1/3でも支援してやれば、高額所得の家庭の子息でなく1億円で350人の豊橋の若者を留学させることができる。
 そういうことに使うべきだと思う。また国語の時間は大正時代には週14時間、戦前までは12時間、今や週4時間。日本語に力を入れるべきだと思う。

 しかし、あえてやられるなら、1億円を無駄にしないために、これは、英語教育に長年携わってきた同級生たちに資料を送って、意見を求めたのですが、週2回やる10分間の音声ドリルには非常に期待していた。
 また各学校から様々な問題や課題を吸い上げて、集約して、全小中学校に展開する。すなわち、現場を生かすチャンネルを作って、現場の先生が動きやすくすることが必要だ。この実践的委員会を作るべきだという。考え方を聞きたい。

(4)最近の「文部科学白書」で連続指摘される児童生徒の学力低下問題。「読解力が低下傾向にあるなど、世界のトップレベルとはいえない」とも明記している。
 しかし、その最大理由は日本社会の夜型がもたらした子どもの睡眠不足だと指摘するのが「百ます計算」で有名な陰山英男氏(尾道市立土堂小学校校長)。
 曰く、脳そのもののパワーがダウンしている。その具体化は「早寝・早起き・朝ごはん」。 子どもが早起きすれば、親も早起きし社会全体が朝型に変わり、みんなが健康になり、元気になる。

 教育は本来、子どもが元気に育つのを喜ぶ、極めて素朴なものだったが、有名大学に入ることが子育ての喜びになった。「母さんが夜なべをして、手袋を編んでくれた」が、もはや夜なべという概念がない。手袋は100円ショップで売っている。だから親は子に「金つぎ込んで塾へ、そして大学へ」に変わってしまった。

(広島県が2004年に行った学力テストの結果:睡眠時間が4時間台の子どもの国語の平均点53.1点、算数56.7点、5時間台 国語64.7点、算数69.1点 7〜9時間両方とも70点台で安定。土堂小学校では保護者・教師に3年かけて定着。学力テスト広島で一番、体力測定も全国平均を上回る)
 @「早寝・早起き・朝ごはん」教育委員会の意図するものがあれば伺う。

 さらに、陰山氏は指摘する。日本の学校教育制度の中で、すぐに効果が上がる教育改革は、教師の人事異動を減らすこと。大体、5年くらいで移動しているが、入学した時と卒業した時では、教師がみんな変わっている。「ゆとり教育」全盛の時代になぜ山口小学校で「読み書き計算」を徹底的にやれたのか。10年以上赴任している先生が多く、一つの実践が成就するまで継続できたから。

 @本市の教師の人事異動から見てどうか、


ホームページに戻る   委員会メニュー