伊藤ひであきの市政報告

2005年11月 総務委員会のポイント

1.豊橋市の防犯対策について

 @豊橋警察署の役割について伺いたい。
 平成に入ってから検挙率は大幅に低下しH13には19.8%と落ち込み、H14からは上昇傾向にある。検挙率が急落した最大の理由は犯罪の大幅な増加にある。「安全大国」を支えてきた交番を中心とした地域社会機能の強さであった。警察に寄りかかった住民意識のままでは治安の回復は望めない。新しい社会環境に適した地域ぐるみの新しい防犯の仕組みを考えなければならない時代に入った。
 それでもなお、県下でも犯罪急増地域の豊橋市の防犯対策について市当局は、豊橋警察についてどのような要請を行っているのか。

 A先日「柏市の安全安心まちづくり」を勉強した。いくつかのユニークな取り組みの中で「エンジョイ・パトロール」が注目された。日頃、健康増進のために行っている散歩やジョキングと併せて「見守りあい」の精神により地域をパトロールしている。登録者は約3000名。また地域の自主的な体制整備のために柏市では「Kasiwa AnAnアカデミー」連続講座を実施するなど「人づくり、地域づくり、まちづくり」をベースに取組んでいた。
 このような身近な、気軽に参加できる仕組みづくりこそ市が取組む防犯対策の肝要であると認識したがどうか。

 Bその場合に、警察や関係団体、市民との連携の際に住民のプライバシー意識の高揚や「個人情報保護法」への過剰反応が大きな障害になっている現状があるが、これらをどのように克服し取組んでいく考えなのか伺いたい。


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