伊藤ひであきの市政報告

2005年3月 6款 農林水産業費のポイント
**** 3/17 08:30 ***

1.1項 農林水産業費 2目 農林水産業総務費 IT農業推進事業費について

 昨年、3月に発表された「豊橋渥美IT農業推進ビジョン」から一年、食と農のホームページ「Home Coming!」も開設され。今年は100周年記念行事としてIT農業全国大会も誘致される。

 何のためのIT農業か。環境保全型農業への転換、グローバルな輸入農産物との競争激化、農業従事者の高齢化、後継者不足これらを乗り越えITと農業が連携し、農事業務の効率化だけでなく次世代型農業を確立していくのがIT農業。

 当然、その実現のためには越えなければならないいくつかの壁がある。(IT農業推進ビジョンの課題から)

 @情報リテラシーは徹底した教育と訓練でかなり克服できるとしても、ITによる温室管理などは効率化は出来ても、そのことにより付加価値の高い生産物には結びつかない。逆にそのためのインフラ整備コスト、それも投資効率が低い地域での基盤整備である。それはそのまま生産コストに跳ね上がる。この背反する課題にどう取り組むか。

 Aそのための国・県などの補助事業などの活用がポイントであるが、三位一体改革の実態を見れば厳しいものがある。さらにそれらはハード基盤整備であり、農業者自身そして何よりも「食」側の消費者意識の変化にまで作用するとは考えられない。この課題にどう取り組むか。

 BIT農業に取り組んでいるのは豊橋・渥美だけではない。群馬でも、和歌山でも、福井でも岡山倉敷でも、全国で取り組まれ、IT農業も競争の時代。それは国内だけでなく、まさにワールドワイド。そのなかで特色ある豊橋・渥美のIT農業を戦略的にどう確立しようとし、IT全国大会では何をアピールしようとしているのか伺う。


ホームページに戻る   委員会メニュー