伊藤ひであきの市政報告

2005年2月 福祉教育委員会のポイント

1.地域福祉計画について

@「地域福祉計画」は、平成12年6月の社会福祉事業法等の改正により、社会福祉法に新たに規定された事項であり、地域福祉計画の策定は、各地方自治体が主体的に取り組むこととなっており、地域住民の皆様の意見を十分に反映させながら策定する計画であり、今後の地域福祉を総合的に推進する上で大きな柱になるものと考えられている。
 豊橋の地域特性を反映した施策は何か。

 モデル事業で先行した同じ愛知県の高浜市では168(ひろば)人委員会なる委員会ができて次代を担う小中学生や高校生なども一個人として参加した市職員にまじって、思い切った取り組みを立てて取り組んでいる。
 それを支える組織として行政と社会福祉協議会の職員が一体となった「プロジェクトチーム」が発足しており、そのキャッチボールをしてきた成果となって計画が作られています。

 市民アンケートがバックデータとして生かされているとはいえ、まだまだ市役所による市役所のための計画に終始していないか。

A「地域福祉」とは何か。ここでいう「地域」とはどこを指すのか。その基本となる近所づきあいの現状や町内会への参加状況では近所に親しい人がいるのは5割強であり、住民が協力して地域福祉を支えあう意識は「ほとんど広がっていない」は26.6%、「わからない」は42.7%であり、まだまだ低い。この現状から「地域での助け合い活動」が展開されるためには何が必要と考えらるか。

Bそのための行政の「情報提供の充実」はどのようになされなければならないのかと考えておられるのか
 私の地域で昨年11月学芸会があり、その時、小学4年生が参観した父兄に「地震に備えよう」という冊子を配った。市が予算をかけて作るどんな地震パンフレットよりも説得力があり、読まれた。なぜか、子どもたちの汗が努力がにじみ出ているし、現場主義で作られているからです。(参考:「地域防災力強化をどう進めるか」私のHPに掲載)
 地域の情報は地域に任せる。そのバックアップを行政がすべきと考えるがどうか

2.生涯スポーツ計画について

@H22を目処とした施策の指標を明確にしている点で現計画とははるかに明確である。しかし、「生涯スポーツの意義(P.1)から市民の健康増進を図ることが第一義とするなら、スポーツ活動への参加促進や競技スポーツの振興、スポーツ環境の整備・充実という推進施策の三本柱でいいのか。

A06年5月にオープン予定の60億円かける新プールや、具体化に進む資源化センター余熱利用施設などの大型投資の施設を利用した施策の展開の記述がみられない。特に新たに加わるウィンタースポーツ(アイススケート)についてはどうなっているのか。やる気がないのか、最初から無駄な投資とみているのか。

B昭和28年の春の選抜に時習館高校が出場して以来、52年間甲子園にいっていない。「豊橋の高校から今年こそ甲子園へ」と叫び続けているが、これだけの少年野球の広がりがありながら、実現できないところに豊橋の「競技スポーツの振興」の大きな問題点があると考えている。どう分析しているか。今後にに期待できるか。

C石巻中学や豊川工業の駅伝は大いに評価できるが、私は市制100周年記念事業に「市内ぐるりと校区対抗駅伝競走」を提案したが、今回の「実施計画」には微塵もない。「まちづくりにつながる、スポーツ活動」としては最適な金のかからない計画と思うが、どう検討されたのか。また「生涯スポーツ」推進の仕組みはそうした、市民が感動と興味で身近に参加できる仕組みが必要だがどう考えるか。


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