伊藤ひであきの市政報告

2004年11月 福祉教育委員会のポイント

1.2学期制の実施について

 「2学期制の利点とは何か」いうまでもなく「子供にゆとりと確かな学力」のためであるという。しかし、学校教育現場での「ゆとり」は本当に子供たちの確かな学力育成と結びつくことになるのだろうか。
 2年前の4月から新学習指導要領と共に「学校週5日制」が全面的にスタートした。この時の大義名分は何であったかといえば「ゆとりある教育の実現で子供たちの自由な時間を増やし、様々な体験や活動を通じながら、自立した人格の育成」を目的として、大きな期待が寄せられた。しかし、授業時間の減少(1015H→945H、1050H→980H 年間授業時間は243日が次第に減って200日になった)などで学力の低下が懸念されたのも事実。
 子供の学習意欲を育てるためにはきめ細かな指導とより正確な評価が大切である。また学校週5日制により授業日数が大幅に減少したために子どもとじっくり向かい合って個性豊かな子どもを育てていくことが難しくなってきた。
 だから、3学期制から2学期制へ移行するという大きな制度改革を取り入れようとする。

 @学校5日制がもたらすはずだった「ゆとりある教育の実現」と2学期制による「ゆとりと確かな学力のため」との関係はどう考えればよいのか。

 A教育現場での「ゆとり」は子どもたちの確かな学力育成にむすびつくのか。先進的に取り組んできた仙台市などの実施例からどのように判断されているのか。


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