伊藤ひであきの市政報告

2004年3月 土木費予算のポイント
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1. 4項都市開発費 2目港湾費

 1.現三河港港湾計画が平成17年を目処に平成7年11月に策定された経過から、次期港湾計画改訂に向けての取組み調査を実施する三河港振興会への負担金。

 平成9年10月に豊橋港、蒲郡港、田原港の三港が統合され特定港「三河港」となり6年、昨年三河港振興会も3団体統合し、組織強化し、その意味では三河港として、また官民一体となって三河港振興会としても初の第六次港湾計画となる。
 製造の田原港、物流の豊橋港、海洋レジャーリゾートの蒲郡港など特色を生かして国際総合物流港としてまた特定重要港湾への昇格に向けグレードを高める必要がある。

 @現在の港湾計画は平成7年に策定された第五次計画。平成17年をめざしての10年間の計画ですが、その進捗率、達成度という面から見たらかなり剥離があるのではないのか。この認識を伺いたい。

 Aその上で「国際自動車特区」の具体的な実効的な取組みや支援策、「リサイクルポート」指定に伴う関連施設の整備促進など課題は山積している。港湾計画改定に向けた三河港振興会会長としての戦略を伺いたい。特に昨年6月の三河港振興会で確認された「独自の計画案を管理者に要望していく」とされた意図は何か。

 B一昨年7月の「三河港関連事業計画説明会」で三河港務所長は「三河港の港湾管理者はもはや県でなく、貿易額全国第7位にふさわしい新管理体制が必要であり、地元市町が管理者とならないと今後の発展は望めないのではないか」という問題提起がなされたが、考え方を伺いたい。

 C神野西埠頭8号岸壁が完成し、3月27日に暫定供用開始する。水深12mの計画達成にはあと2年かかり、それまでにコンテナターミナルも本格的に建設される予定。
 総合物流港湾に向けた産業インフラ整備も進んでいるが、三河港の背後圏では1ヶ月32000個の(輸出26000、輸入6000)潜在的貨物があるといわれている。三河港の取扱量は月間1300〜1500。定期航路も週5便体制も確立されてきているなかでポートセールスの戦略を伺いたい。

 D国際自動車港湾として「動脈物流拠点」としての確立は着々と進んでいるが「静脈物流拠点」としての「リサイクルポート」「国際自動車コンプレックス構想」も平成17年1月からの自動車リサイクル法の施行を追い風に計画・構想段階から事業の具体化を急ぐべきでないのか。リサイクルポートの指定を受けた18港のなかには王子製紙のある苫小牧、新日鉄広畑製鉄所のある姫路港などは長年の蓄積を生かして具体的な取組みが始まっている。対応を伺う。

2.5項都市計画費 4目緑化事業費 リブコム(旧ネイションズブルーム)事前調査について

 @2年前の2002年10月にドイツ、シュトウッツガルトで行われた「ネイションズ・イン・ブルーム」(花とみどりの街づくりコンクール、別名「グリーンオスカー賞」とも称される名誉ある称号)に参加し「シルバー賞」を受賞した経験から、2年後に開催地として見事な成績を収めるために取り組まなければならない課題は何か。

 **豊橋が参加するのは人口が30万人を越え、100万人以内の都市のカテゴリーD。審査基準は(景観の向上、文化遺産管理、環境に敏感な実務、コミュニティーの関与、将来の計画)の5項目。環境文化都市を目指す本市にとって、世界に知名度を高める上においても、格好のプログラム参加。浜松市が98年に最優秀賞、2000年には横須賀市、また下田市も受賞している。

 A浜松市が98年に最優秀賞を受賞し、翌1999年にこの国際コンベンションを誘致し、アクトシティを会場に2月10日から13日まで盛大に開催されている。そして、その延長線上に今年のいわゆる「浜名湖花博」がある。

 また横須賀市や下田市なども街づくりの戦略とコンセプトを明確にして取り組んでいる。本市が100周年にこの大会を誘致して取り組む「みどりと人のまち−豊橋」の意図するものは何か。


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