伊藤ひであきの市政報告

2003年11月 環境経済委員会のポイント

1.7分別と埋め立てごみの状況について

 (1)昨年の12月議会一般質問で埋め立てゼロをめざす廃棄物行政を提案した。「今、高塚町の最終処分場には2週間に1回、各家庭から排出される「燃やせないゴミ」が年間8000tから9000t運び込まれています。比重0.6で計算して15000リュウベ。埋立てれるキャパは6万リュウベだから後4年、平成19年まではということになっています。だから、この埋立て量を半分にすれば8年、さらに半分にすれば16年ということになります。

 埋立てられているもののうち鍋、ヤカンなどの金属類が30%、布類が10〜15%、レンガ、コンクリート、陶器類が15%。これらが上位です。この上位三品目を埋立場に持っていかないことができれば、これで約60%埋立て減量できることになります」という論議をさせていただいた。

 そして今年7月から「燃やせないごみ」を「こわすごみ」として資源化センターで、「うめるごみ」として最終処分場で処理するものに分別するようになって、27%埋め立て処理量が減少した。逆に言えば73%は埋められている。その中には陶磁器類やレンガ、コンクリート類がある。これを埋め立てずにリサイクルすることは可能か。

(2)処分場には毎週水曜日収集のプラスチック類(4200t?)の9割が埋め立てられている。あわせて資源化センターから排出される年間6800t(平成14年度実績)のスラグが運び込まれている。
 プラスチック類を全量リサイクルし、溶融スラグを有効利用すると埋め立て量はどれだけ軽減される見通しか。伺いたい。

2.余熱利用施設について

 資源化センターの新焼却炉論議から「環境村」=「エコビレッジ」構想を提案し、その一部である「余熱利用施設」の整備事業基本計画素案が「環境と人にやさしい健康交流施設」を基本方針としてまとめられた。

 (1)事業方式はPFI手法による施設の建設および管理運営方式を考えているが、従来手法と比較してコストは削減できるが、利用者の推移によってはそのまま利用料に跳ね返ったり、継続運営に支障をきたすおそれもあり、市民の健康づくりと交流促進という二大コンセプトがきちんと担保できるのかどうか。ここらについて伺いたい。


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