@少子化の問題の中で、理想は3人だが、現実は1.43。その理由は「子育てにかかる費用が大きい」「子どもの教育にお金がかかる」が大半を占めている。しかし、私たちの生まれた世代は兄弟も多く、「子育てに費用などかけてもらえなかった」「教育なども高校すらいかしてもらうためには大変だった」。
少子化とそのための子育て支援という施策の展開が、どうも、ミスマッチングしているような気がしてならながどうか。
Aすでに、四半世紀ちかく続く非婚化や少産化の背景に価値観の変化もある。しかし、少子化対策を考えるにあたっては、女性が経済的自立を求める時代にあっては、仕事と子育ての両立を図ることが容易でなくなってきているという社会状況にこそ目を向けるべきで、その場合@、育事後の再就職市場の活性化 A、保育サービスの充実 B、育児休業制度の充実の三点をキーワードとして施策の展開が図られてきた。
しかし、長引く不況で雇用そのものが今後10年間、大きく変質していくと予想される。こうした子育てにとって大きな障害が浮き彫りになってきている背景をどう分析し、計画に反映しようとしているのか。
B深刻な子どもの虐待について。H11年には全国で11,631件、H12年には17,725件と1.52倍。愛知県では243件から547件と2.25倍。「児童虐待防止法」により、虐待の疑いのある子どもを診察した医師は、児童相談所に通告しなければならない義務を科せられた。子どもの安全確保を第一に対処することになっている。しかし、問題は虐待する親も社会的な弱者が多い場合もあり、深刻です。本市に於ける取組みについて伺いたい。
C国際化の進む豊橋のなかで学校にも行かない子どもたちのことを議会でも取り上げたが、外国人児童に対する教育相談員や嘱託相談員に日系ブラジル人も含まれ、巡回相談を実施するなど取り組まれているが、計画素案の中ではこうした外国籍の子どもたちの事が触れられていない。県内一の外国人の住む街の計画にきちんと組み込むべきではないか