伊藤ひであきの市政報告

2000年12月議会 決算委員会のポイント2
**12/21 01:20 **
1.国際産業交流について

@ドイツ経済ミッションの活動、中国・韓国でのポートセールス、「国際自動車港湾シンポジュウム2000」など国際産業交流の面から活発なLL事業1年目の11年度。その成果と今後の展望について

Aa.三河港豊橋コンテナターミナルがH11.3に700台の大台に乗せた。月間1000コンテナに向けて三河港からの帰り便の荷物がどう用意されるか−スズキのアジア戦略カー用部品など三遠南信の貨物の集約という具体的なターゲットもあった。その動向について
 b.上海では三河港ポートセミナーと同じ日に隣のホテルで千葉港がポートセールス。韓国では日本海側の港が毎年開催。ポートセールス成功に向けたプログラムについて
 c.日本の自動車リサイクル率は75%、通産省は2002年に85%、2015年に95%という目標を持っているが、自動車コンプレックス構想が具体化に向かう可能性について

2.中心市街地活性化について

 基本計画策定のための委員会や市民各層との意見交歓会、市民アンケートなど幅広く取り組まれた。その中で、「コンサル任せで市のやる気が見えない」、「豊橋駅周辺の高い駐車場を使う事を考えれば、電車で浜松まで行った方が徳なのでは」(30代中心の女性団体「豊橋ベンチャークラブ」)、「駐車料金が気になって長時間買い物を楽しめない」(商業高校生)など厳しい意見が相次いだ。

@昨日の基本構想、環境基本計画、介護保険事業計画、エコビレッジ基本構想、ここでは中心市街地活性化基本計画の策定をなぜ外部委託するのか。結局、全国同じような計画にしかならず、豊橋の特性は反映できるのか。

A中心市街地の駐車場問題は不足しているという問題ではなく、豊橋では無料で近くに止めたいというニーズである。この根本的問題をどう整理されたか。

3.豊橋市環境都市基盤整備事業基本方針について


環境配慮をハード整備の面から促進する事により持続的発展を可能にする都市基盤の整備を総合的に推進するために要綱をH11.3.15に策定し、H11.11.22に基本方針を策定し、環境文化都市へ概念でなく、具体的に踏み出した画期的な取り組み。

@設計段階からチェックシートをつけて取り組むというが事業費の抑制につながる面もあり、コスト高にもなる。配慮してなければ事業化は進めるのか、進めないのかなどの課題も含め、どのように実行されてきたか。施工業者の理解と協力も必要だし、環境に配慮した施工法もセットでなければならないこの対応。

A環境に配慮するといってもメダカの住む小沢池、蛇行した自然石の内山川など生態系の問題と暮らしの道作り、人にやさしい街づくりなど切り口は多角度。これらをどう統合するのか。

4.野外広告物条例について

@中核市発足と同時に、市野外広告物条例を4月から施行した。特に野外広告物の設置禁止区域を2倍以上に広げるなど景観重視の方針をとった。低層住宅地に加え、中高層住宅地も禁止区域にしたことが大きな特徴。また景観の統一性を図るため助成やアドバイスも受け入れるようにした。施行1年間の課題と効果を聞きたい。 A不況の中で、公告撤退の看板の枠組みだけの光景が見られるが、これらこそ景観上からも撤去すべきでないか、対応を聞きたい。

5.竜巻被災と教育現場について

 9.24竜巻は教育現場における飛散防止フィルム、強化ガラスの設置などハード部分と緊急時の防災体制という課題提起もさる事ながら、遭遇した中部中学や高師小学校の生徒にとってはこの災害体験を通じて何が残ったのか。竜巻は金曜日、土曜日と日曜日に教員や保護者ら500人が奉仕活動、月曜日には授業再開にこぎつけた職員・父兄の懸命の姿を始め、多感な子供たちに竜巻が運んできたものは何か。


ホームページに戻る 議会メニュー