第二問 答弁趣旨 市長
総合的な施策を推進するための行政体についての問題でございますが、行政需要が多様化、複雑化いたしております。そして、横断的な行政課題が増加してきているわけでございます。こうした状況に迅速・的確に対応し、総合的な視点に立った円滑な施策の推進を図ることを目的に、今回の機構改革において部の統合を行い、簡素な組織の構築を図っているものでございます。これによりまして、部長会議が政策調整の場としてより機能しやすくなり、また、既存の政策調整会議、総合会議もより高度な機能を果たしていくことがでさると考えております。
市長室のお話もございましたが、現在そうした政策調整は企画部がその役割を担っているわけでございますが、今後もその時代の要請に合わせ、柔軟に機構改革を行ってまいりたいと考えております。
また、今回の機構改革によりまして、平成10年度の22部から11年度には19部、12年度には16部と6部の滅となったわけでございます。もちろん、農政部には農政部の、商工部こは商工部の各部局それぞれの行政課題と使命があるわけでございますが、施策の大局的、総合的な推進を図るための部の統合と部長権限の強化を図るわけでございまして、きめ細かな施策の推進を図るために、そして必要に応じて次長の配置を行ってきたところでございます。
申すまでもないわけでございますが、組織機構はこれからも様々な角度から検討し、職員に対しては意気を阻喪することなく、やる気と情熱を持って職務に専念をしてもらいたいと思いますし、市民にとりましてはわかりやすいものでなければならないということは不断に考えているわけでございまして、この方針で今後とも取り組んでまいりたいと思っております。
環境のISOについてでございますが、ISO14001、これは元来、企業における取得を前提として定められた国際規格でございまして、こういう国際的なグローパル経済のもとでは、企業自身がそれを取らないと国際的な取り引き対象から外されるということを私は伺っております。そういったことの中で、行政レベルでも効果が認められて取り組みが広がっているのは御承知のとおりでございます。
本市におきましても、事業者の立場から環境保全に向けた具体的な行動の一つとして、平成10年8月より豊橋市エコアクションプランを実施中でございます。エコアクションプランで実施してきた内容を踏まえまして、平成12年度からISO14001の取得に向けて取り組みを進めていくことといたしております。
このプログラムの検討に当たりましては、エコアクションプランの内容と趣旨を取り込みまして、取得にあわせまして職員の環境問題に対する意識改革、環境配慮の取り組みを一層推進してまいりたいと思っております。
また、本市が認証取得をすることによりまして、環境自治体としての豊橋の意気込みを市民や事業者の方々にも理解をしていただきまして、それぞれ市民、企業ともども環境配慮の自発的な実践を期待してまいりたいと思っております。
次に、行政評価システムについてお答えをいたします。まず、行政の説明責任の一層の向上ということで
ございますが、今回、市が行おうとしている行政評価システムは、職員が行っている日常の業務の内容を再点検し、体系的に整理整とんして、その目指すべき成果、結果を明らかにしていこうといった作業でございます。また、構築されたシステムは市民にも開示をいたしまして、行政への理解を一層深めていただく一助にしてまいりたいと考えております。
次に、基本構想との関係についてでございますが、今回行おうとしておりますのは、まず現在行っている事務事業の総点検を行い、体系的に整理をするところから始めていくことでございます。将来的には、この事務事業執行評価システムをベースに、政策形成システムを構築し、基本構想・基本計画につなげていかなければならないと考えているところでございます。