第二問 答弁趣旨 市長
まず最初に、財政関係でございます。
第1点は、自立志向型予算についてでございますが、確かに歳入面での自立というのは大変厳しい。
そしてまた、交付税だとか依存財源に頼らないでという側面から見ますと御指摘のとおりでございますが、今回の自立志向型予算という意味をぜひ御理解いただくためには、歳出面で強調させていただきたいと思います。
今回、地方分権時代の流れの中にあるわけでございますが、今回は国や県の施策にとらわれずに、地域課題に優先的に取り組むといった姿勢で予算を組みました。そしてまた、中核市として独自の判断によりまして、市民要望に的確にこたえる施策の優先を目指したところでございます。
それは、2点目に連動するわけでございますが、御指摘の中にもございましたが、福祉医療制度の継続実施につきまして、例えば他都市では6月補正での対応を検討する市町村が多いということを聞いておりますが、本市といたしましては、当初予算からいち早く対応を図るということもしたわけでございます。それから、新たに介護保険特別対策に係る市独自の低所得者軽減対策の実施、更には小児慢性特定疾患医療給付費の対象年齢の拡大といったことを行ったわけでございます。
そしてまた、地域経済活性化に関連いたしましても、単独事業の積極的な確保を図ったということでございます。それは、金額の確保の問題もあるわけでございますが、あわせて環境重点事業といたしまして環境面に配慮した公共事業の整備を進めるといったことで、内容に工夫を凝らしているわけでございまして、そういった思いの中で自立志向型、そして独自性を発揮したということに御理解をいただきたいと思います。
なお、市民病院跡地を含めての御指摘でございますが、市民病院跡地につきましては、私が就任した際には売却を前提にした議論というように変わっておりました。先月16日だと思いますが、特別委員会で市が自主的に活用するという方針を明らかにさせていただきましたので、自分なりに一歩前進を重ねていると理解をしております。総合スポーツ公園につきましては、暫定的な整備を進めているわけでございますし、また、土地開発公社の言うところの塩漬け土地の扱いにつきましても、これは丸織の跡地、図書館の横になりますが、できる限りスポーツ広場としての活用、あるいは、開拓農協跡地あるいは静銀の跡地等は駐車場とし
て利用に努めているところでございます。